フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

落合恵子さんの講演を聴きながら、母親とあるじのことを考えていました。

2007-09-27 21:12:58 | 日記
9月27日、曇り。

落合恵子さんの講演を聴きました。
「いのちの感受性」というテーマでした。

お母様の介護をしておられたと言うことでしたから、
介護の事と思っていました。
ところがお母様がこの夏お亡くなりになっていらしたのです。

介護中のお母様のこと、母娘の繋がり、
愛おしくご自分の母親の事を話される落合恵子さん。
涙を流しながら話す彼女が羨ましく思えました。

私の母をそんな風に人に話すことは絶対無いでしょうから。
亡くなる前、娘である恵子さんをお母様が抱きしめながら
頭をなでて下さったと言います。

いくつになっても娘は母親に包まれていたい、
それは歳に関係ない、母に抱擁されたらどんなに嬉しいか・・・。

私には全く経験がありません。
そのようなことをする母ではなかったのです。
91歳になる今でも、母は自分でしか無いし、一人の女性でしかないと思っています。

恵子さんは看病をしつくして、母親を亡くされた、
でも私は全く看病をすることもなくあるじを亡くしました。
そして、まだ女性を意識している風な母親が居ます・・・。

私を愛おしいと思うような言葉を絶対言えない母、
きっと心ではおもっているのでしょうがに・・・。
この頃はそんな母が可愛そうに思えてきます。


今私は、生きていくことを楽しめる私にならないと、と思いながら彷徨っています。
いろんな事に手を出しながら、探しています。

探そうとする意識を持とうと頑張ったり、それを実行しようと頑張ったり、
その過程で費やす時間や労力、すべてが今の私を支えて居るのかもしれない・・、
そう思えるのです。

講演会が終わってから、伊勢佐木町を歩き、途中譜面台を買いにお店に入りました。
あるじも見知っています楽器屋さんのご主人もあるじの死に驚いておられました。
ご主人から店先で、美味しいコーヒーをご馳走になりました。

ご主人が丁寧に入れて下さったのです。
とっても美味しかったです。


コメント (2)
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