フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

今更ながら出産の厳しさを

2013-05-15 17:25:07 | 読書会
5月15日 水曜日 晴れ
朝から良いお天気でした。昨日ほど気温は上がらないと言うことでしたが結構暑かったです。
海抜の高い処に家を建てましたので、歩いてこられる方は皆さん汗をかいていました。

10時から読書会でした。今月は海堂尊著「ジーン・ワルツ」を読みました。
この所いろいろな論議されて居ます「代理母」に触れている小説です。

医師である主人公が彼女自身の受精卵を55歳になる母親の子宮に移し、出産をするのですが、
その他にも4人の産婦の環境やその人柄、そして出産までの経過が書かれています。
大学の講師として、授業で妊娠、出産に関して詳しく学生に説明しています。

その説明されている事柄は、全員経産婦のメンバーも初めて知ることでした。
それぞれが知って居た知識でディスカッション、暫く話が尽きませんでした。

出産の前の検査でお腹の中の子供の異常を見つけることに関して、良し悪しも話ました。
検査では異常と出て居てもそれが外れる事も有りますし、異常と解った時はどうすれば良いのか、
生まないと決心をしても後悔は残るでしょうし、生んでも育てるのは大変でしょうし、とか。

主人公は美人で聡明な女性医師、その主人公を表現してい目線が凄い、と言う人が居ました。
仕事が出来て決断力があり更に上層部からの軋轢に、強い意思で立ち向かう女性医師は素敵でした。
不本意ながら男性医師が上層に背かないように行動する筋立ては著者が男性だから、と言う意見も。

男性より女性の方がここ一番と言うときは強い、と言う事はよく聞きます。
この小説ではまさにその通りの筋立てでした。
看護師を定年で辞められたメンバーの方も「女医さんには凄い人が居る」と言うコメントが出ました。

オーバーワークの上に訴えられたりするので産科の医師が減少してきている事実も承知しています。
赤ちゃんを産みたいと思う若い人たちに少しでも便宜を計れるような世の中になって欲しいです。
難なく二人の娘を持てたわたしです。今更ながらその幸せを再認識させられました。
コメント
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