『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

4-6月期GDP速報値年率6.8%

2014-08-13 09:27:33 | 日記

4月に行われた消費税引き上げの影響で個人消費は前期比5.0%の落ち込みです。微妙な数値で株式市場もほとんど反応しないようですが、物価が確実に上昇しているにも関わらず個人消費がかなり落ち込んでいます。消費税10%引き上げがこのままで出来るのでしょうか?引き上げ決定の条件として日銀による追加緩和や政策発動などの条件提示があるかもしれません。個人消費、特に住宅投資の落ち込みが顕著です。アベノミクスがこのまま失速すれば政権運営にも影響を与えるので何らかの政策発動があると読んだ方が良さそうです。但し甘利経済財政大臣は必要性を感じていないようです。為替は101円-102円で膠着していましたが夏休み明けにも円安に振れそうです。

 黒田日銀総裁は2%の物価上昇目標は「見通し期間(14~16年度)の中盤頃に達する可能性が高い」との見通しを示したが、

                                         複数の委員が「不確実性が高い」   と慎重な見方を示した。

[以下コピー] 内閣府が13日発表した2014年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.7%減、年率換算で6.8%減となった。4月の消費税増税を控えた駆け込み需要の反動で個人消費などが大きく落ち込み、2四半期ぶりのマイナス成長となった。
 物価の影響を反映し生活実感に近い名目GDPは前期比0.1%減、年率換算で0.4%減だった。
 安倍晋三首相は今後の経済状況を見極め、15年10月に予定する消費税率10%への再引き上げの是非を年末に判断する。その際、4~6月期の落ち込みから7~9月期にどこまで回復するかがカギとなる。
 実質GDPを主な項目別に見ると、民間最終消費支出は前期比5.0%減、住宅投資は10.3%減、設備投資は2.5%減、輸出は0.4%減、輸入は5.6%減となった。
 この結果、実質GDPの増減にどれだけ影響したかを示す寄与度は、内需がマイナス2.8%、外需がプラス1.1%。(了){CEFP}

(追加 以下コピー) 4─6月期GDP統計の為替市場への影響について、市場予想の範囲内であったこともあり、短期では大きく影響を及ぼさないだろう。ただ、追加緩和への期待が従来より高まったため、中長期での円安予想が強まったのではないか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする