米国で採掘技術が進み、シェールオイルと呼ばれている原油の生産量が急増しています。15年にも世界最大の産油国になるとの予想も国際エネルギー機関から出されています。アメリカ多国籍企業が続々と国内回帰してきているのは安いエネルギー価格にあります。今後産業革命のような大変革が起きる可能性を秘めており、経済的な面では安倍首相が親米路線を突き進むことは意味があります。中東から原油の8割も輸入している日本にとって一大転機であり、栄枯盛衰を目の当たりにする時代でもあります。米国が世界最大の産油国になり拡張されるパナマ運河を使い日本が廉価で輸入できれば現状の石油コンビナートは無用になり新たな設備投資に巨額な費用をつぎ込める企業ほど莫大な利益を手に出来るでしょう。その上女子が均等に働けるようになれば労働力不足も大幅に改善されます。日本は超高齢化社会に突入すると失われたデフレ時代20年の延長と捉える見方が主流ですが物事は良くなることも考えなければなりません。米国の復活そして日本では潜在労働力の掘り起こしです。今まで片肺、50%の能力で戦ってきていたと思えば大変革です。筆者は日本の底力に期待したい気分です。追加 世界情勢が緊迫しているにも関わらず、原油は現在1バーレル97ドル35セントと落ち着いています。シェールオイルが出てこなければ130ドルを超えていたかもしれません。
(以下コピー) アメリカでシェール層を水平に掘り進める技術や、化学薬剤を添加した高圧の水でガスやオイルを含んだシェール層を破壊する「ハイドロ・フラッキング(水圧破砕法)」などの革新的な採掘技術が確立された2005年頃から、シェールガスの採掘が商業ベースに乗ってきた。
シェールガス、シェールオイルなどの“非在来型資源”の開発が可能になったことで、天然ガスや石油の可採年数は、大幅に増加した。従来、天然ガスや石油の可採年数は50~60年とされてきたが、シェールガスなど非在来型資源を加えた天然ガスの可採年数は250年以上、同じく石油の可採年数は100年にもなる。
今世紀に尽きることがなくなり、シェールガス、シェールオイルの実用化で、天然ガスも石油も事実上、“無限エネルギー”になったのだ。
シェールガス革命が全世界に波及すれば、エネルギー高、石油高の時代は終わりを告げる。再生可能エネルギーも、出る幕が少なくなってしまうのだ。
シェールガス、シェールオイルは、世界中で埋蔵が確認されている。シェールオイルの国別埋蔵量は、アメリカが飛び抜けている。