台風や長雨の天候不順で供給不足に陥り、野菜価格が高騰しているようです。ナスなどは7割も上がっており、しばらくは新鮮な夏野菜とは縁がありそうにありません。筆者は広告しか読んだことはありませんが、キヨサキ氏の貧乏父さん「ラット・レースで最後に家族に残せるものは生命保険証書」貧乏父さんの世界です。お金に関する勘違いはお金が足らないことではなく『今持っているお金をどう使うか知らないだけ』ということに気付いていないことだそうです。さしずめ、今回の野菜高騰に当てはめれば夏野菜が高騰しているときは無理に買わず栄養を考慮しながら冷凍食品などで代用し(中国産などは除く)秋以降価格が戻れば食べるということでしょう。これだけノウハウを広告でしゃべれば筆者じゃなくとも、アメリカと日本の不動産の違いからもう読む気がしませんね。そうした貧乏父さんたちをあざ笑うように株が昨日までに何と9連騰です。さすがに今日は下げ10連騰は成りませんでした。相場は売買代金が2兆円を超えた日は無く、個人は9連騰中でも1400億円の売り越しです。過熱感なき金融相場、カネ余りの一方通行です。消費税導入による不況下での株高、上手く言えませんが、大きな時代の変化に差し掛かっているのかもしれません。
(以下コピー) 野菜の価格が高騰している。きゅうりの卸売価格は平年に比べて2.5倍、ナスは7割高の水準だ。台風や長雨などの天候不順によって供給不足に陥っているためで、価格が高止まりすれば、家計にも影響を与えそうだ。
「(仕入れ価格が上昇しているので)多くの野菜を値上げせざるをえない」。大手食品スーパー、ライフ東五反田店(東京都品川区)の岸滋副店長は頭を悩ます。キャベツの20日の店頭価格は先週末に比べ20円高い148円(税抜き)。レタスは20円高い128円(同)に引き上げた。オクラの特売を計画していたが、予定した量が集まらず中止した。買い物に来ていた女性(67)は「野菜を食べないわけにはいかないので、安いスーパーを探して2~3店舗回るのが最近の習慣」と、価格高騰で家計への影響を少しでも小さくしようとする努力を語った。
価格上昇が著しいのは、キュウリ、ナスといった夏野菜だ。農林水産省によると、8月上旬までは平年より安かったが、主要産地である東北、北関東で台風や雨が続き、一部が傷ついて出荷できなくなったり、日照不足で成長が遅れたりした。東京都中央卸売市場での8月19日時点の平均卸売価格は、福島県産などのキュウリが1キログラム当たり平年比2.5倍の541円、栃木県産などのナスは同76%高い390円だった。
群馬県産や長野県産が多いキャベツや白菜などの葉物野菜は、梅雨の長雨で根が弱くなり、梅雨明け後は逆に雨が少なく、成長が遅れた。8月上旬からじわじわ値上がりしたという。
農水省の担当者は「好天が続けば出荷量は回復する。価格が落ち着いてくるのは9月上旬ごろになるのでは」と予測するが、しばらく家計に厳しい状態が続きそうだ。【神崎修一、高橋直純】