『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

「たかの友梨ビューティクリニック」

2014-08-30 10:19:49 | 日記

 また一社ブラック企業が炙り出されました。美しくなりたい女性心理を巧みに利用し、バブル崩壊をもろともせず20年以上に渡り急成長を遂げましたが、いろいろな要素が重なり現状は残業代にも事欠くほど苦しかったようです。幹部は教祖たかの社長の一言で動くイエスマンばかりで法律違反を働いているにも関わらず、どうにかなると高をつつくていたのでしょう。社長だけではなく幹部も公益通報者保護法違反で処罰されると思います。被害にあった女性は勇気を出し5月に労組を結成し話し合いに応じていたのですから、最後のチャンスと捉えて弁護士を入れて話し合うべきでしたね。どちらにしてもブランドイメージは急落してしまいました。ワタミにしろ、たかの友梨にしろワンマン社長が先導して急成長した企業は365日働くのが当たり前の世界です。一緒にいい思いをして来た幹部連中と若くこき使われている社員が馬が合うはずがありません。社長に対してきちんと意見を言う幹部を育ててこなかったのかすべての原因です。詳しくは知りませんが、労組を立ち上げた勇気ある女性こそ幹部に抜擢する人材だったかもしれません。ブラック企業で分かることは、人間の神通力はせいぜい30~40年ということです。

(以下コピー)  エステサロン大手「たかの友梨ビューティクリニック」を経営している「不二ビューティ」(本社・東京都渋谷区)が給料から違法な天引きをしているなどと労働基準監督署に内部通報したところ、長時間の詰問など精神的な圧迫を受けたとして、仙台市内の店に勤務していた宮城県の女性社員が28日、厚生労働省に公益通報者保護の申告をした。加入する「エステ・ユニオン」も宮城県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てた。

 申告書などによると、女性は5月に同社に労組の結成を通知、給与からの制服代の天引きや未払い残業代の支払いなどを求めて団交を重ねたが解決せず、労基署に違法な状況を申告した。仙台労基署は8月5日に違法な給与の減額分の支払いなどを命ずる是正勧告を行った。
労組がこの経緯を公表しようとすると、店を訪れた高野友梨社長が全従業員を集めて食事会を開き、女性を名指しして「(労基法通りにやれば)潰れるよ、うち。潰してもいいの」などと述べたという。
女性は職場に行けない状況が続いているといい「幹部に囲まれ名指しで非難され、恐怖以外のなにものでもなかった。公益通報者にこうした攻撃は許されない」と話している。
同社は「詳細は承知していないが、当社としては不当労働行為とされるような行為はしていないと認識している」としている。
公益通報者保護法は、事業者の法令違反を通報した人に対する解雇や降格などの不利益な取り扱いを禁止している。【東海林智】

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