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「我慢比べ」トランプ大統領 農産物輸出と引き換えにファーウェイ“禁輸措置解除表明”

2019-06-30 08:42:34 | 日記

米中貿易協議再開です。見返りに米国は「安全保障上の大きな懸念がない場合、ファーウェイと米企業との取引を認める」と条件付きで通信機器大手「ファーウェイ」に対する禁輸措置を一時解除し、中国は米国産農産物の大量購入です。さらに「(発動済みの)対中関税は下げない。逆に引き上げることもできる」とトランプ大統領は中国の対米輸出へ警告。米中貿易協議が再開しても、交渉が行き詰まれば、安全保障上の大きな懸念が生じたなどとファーウェイの禁輸を再開することも視野に入れ「休戦」協議継続、長期戦とみるべきでしょう。 但し、中国側が圧倒的に不利です。中国の対米輸出は中国側の統計では年間4800億ドルで、国内総生産(GDP)の3・7%を占める。米国は対中貿易赤字2000億ドルの削減を目指しているが、そのまま単純計算すれば、中国のGDPの1・5%以上が吹き飛んで、東アジアやメキシコに米国需要が降り注ぐ計算です。

以下抜粋コピー

アメリカのトランプ大統領G20サミット閉幕を受けて記者会見を開き、中国との貿易協議再開を巡り、通信機器大手「ファーウェイ」に対する禁輸措置を解除する方針を表明した。

トランプ大統領は会見で、貿易協議再開により中国から農産物の大量購入を勝ち取ったとアピールしたが、中国側への譲歩が目立つ内容となっている。

トランプ大統領「中国は交渉中でも莫大(ばくだい)な量の食料や農産物を購入する予定でかなりすぐに始めることになるだろう」

今回の決断は来年の大統領選挙を強く意識したことをうかがわせる。その一方で、大統領は「ファーウェイ」に対するアメリカ製品の禁輸措置を解除する方針を表明した。制裁関税第4弾の発動見送りも含め中国側の顔を立てる内容が目立っている。

首脳会談は世界中の注目を集めたものの、結局、摩擦解消に向けた目立った進展はなかった。双方が発動済みの追加関税は課されたままで、

「我慢比べ」が続く状況はこれまでと変わらない。
 会談の前にしっかりと握手を交わした両首脳だが、貿易交渉で双方の意見の隔たりは大きく、歩み寄りの余地はあまりない。
昨年12月の1回目の「休戦」と同様、今回の休戦も景気対策など国内の課題に取り組むための時間稼ぎとの冷めた見方も出ている。
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