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広島カープ投手王国復活の予感。2年目「キレのいい直球」山口投手ローテーション入り!

2019-06-01 08:12:34 | スポーツ

高橋由伸前巨人監督が広島カープの強さについて語っていたことがある。「こっちが連勝とかして調子を上げていって、よし、ここだっていう感じでマツダスタジアムに乗り込むんです。でも、そこでガツンとやられてしまう。その繰り返しです」率直な人物だけに広島の強さをそういう風に表現していた。同じく昨季まで阪神の指揮を執った金本知憲氏も「マツダスタジアムには独特のムードがあるんよね」と、ビジター球団が感じるマイナスの雰囲気について話していた。広島は5月20勝目をマーク。月間勝利数の球団記録を塗り替えた。まさに投打がかみ合い絶好調だ。マツダスタジアムでの広島×阪神3連戦の初戦に巨人に連勝し、調子を上げてきた2位阪神に対して、先発床田の好投あり、最後にガツンとサヨナラ勝ちし好調阪神タイガースの機先を制した。まさに高橋由伸前監督が言った状況ではないか?いずれにしても、6月から始まるセパ交流戦でほぼペナントレースの行方が決まりそうです。


以下抜粋コピー

ヤクルトが高卒2年目でプロ入り初先発の広島・山口に対し、7回でわずか1安打に抑え込まれた。連敗中でチーム状態が悪いとはいえ、目を覆いたくなるような“やられっぷり”。序盤から得点差もあり、出塁したのは3回の四球と7回の安打のみ。クイックモーションや投球術、フィールディング技術がどうなのかが分からず、総合的な判断はできない。しかし、直球の質がよく、将来が楽しみな投手なのは、初先発した内容だけでも判断できる。どうして打てなかったかが、はっきりしている。140キロ台後半の直球にキレがある。7回で降板するまで打者23人に対し、直球で13個のアウトを奪った。さらに圧巻なのが、8奪三振のうち、直球で奪った三振が6個。しかもそのうちの5個が、ボールゾーンで空振りさせた三振だった(見逃し三振が1個)。

山口と初対戦する打者の心理を考えてみる。まずはどんな「持ち球」があって、球威や制球力がどうなのかを考える。当然、スコアラーからの報告もあるだろう。それでも変則モーションでもなく、極めてオーソドックスな本格派で、特別な対策はないだろう。打者の興味は「どんな直球なんだろう」に尽きるのではないか。

追い込まれたカウントで打者の多くは、とりあえず直球にバットが出るように備え、変化球に対応しようとする。データの少ない初対戦の投手となればなおさら、その傾向は強くなる。そんな構図の中、ボールゾーンへの直球で5個の空振り三振を奪っているのだから、キレのいい直球を投げる証拠だろう。

身長は181センチ。現代のプロ野球界ではそれほど長身の部類には属さないが、手足が長いオーバーハンドで、打者は角度を感じそう。95球で降板し、最後は球のキレも落ちていたが、初先発という状況を考慮すればスタミナも備えていそう。次回の登板が楽しみになった。

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