華厳経巻二十六、十地品第二十二ノ四「・悉く諸々の世間は、皆無明に従って有り、無明もし滅すれば則ち世間有ること無しと知り、因縁の法を観察し、第一義に随順して而も縁の報たる、所作および化名を壊せず。如実には作者無く、また受者あること無し、この如く有無を観ずるに雲の如く実のことなし。・・」 . . . 本文を読む
興教大師覚鑁上人も密教による先祖供養を説いておられます。・・2「一期大要秘密集」より(地獄の人には、佛眼法、金輪法、正観音法、地蔵法を行ずるか造仏造画すべし。又理趣経、五十三佛名(注1)、宝筐(注2)、尊勝(注3)、光明真言、破地獄(注4)、宝楼閣(注5)、華厳経の菩薩説偈品(注6)、法華経等なり。以上の三宝は殊に地獄の衆生の苦患を済う。餓鬼道の人には、宝生如来、虚空蔵、地蔵、千手、壇波羅蜜、施餓 . . . 本文を読む
妙法蓮華経秘略要妙・観世音菩薩普門品第二十五(浄厳)・・5
三には羅刹の難。
「若有百千萬億衆生。爲求金銀琉璃車渠馬脳珊瑚虎珀眞珠等寶。入於大海。假
使黒風吹其船舫。飄墮羅刹鬼國。其中若有乃至一人。稱觀世音菩薩名者。是諸人等。皆得解脱羅刹之難。以是因縁名觀世音。」
「若有」より「大海」までは、海に入るは是難の因由なることを明かす。是遠由なり。「假使黒風」等は近由なり。「 . . . 本文を読む