・興教大師覚鑁上人も先祖供養を説いておられます。・・1・「孝養父母観念 (興教大師覚鑁上人)」には、印・明・経により自身・父母・衆生が成仏すると説いています。「吾が父の遺骨我が身に留まって白色円形・金剛界曼荼羅となり、我が母の遺体我が身に留まって赤色八葉形胎蔵界曼荼羅となる。よって吾印を結ぶによって心月輪顕る。心月輪顕るるがゆえに吾無始以来の罪障悉く皆消滅して忽ちに成仏し、金剛界の諸尊聖衆に囲繞供 . . . 本文を読む
妙法蓮華経秘略要妙・観世音菩薩普門品第二十五(浄厳)・・4
・二水難。
「若爲大水所漂。稱其名號即得淺處」。
「若爲大水所漂」とは、難を挙ぐ。「稱其名號」は善なり。上の難に合して即ち是機なり。「即得淺處」とは應なり。此の中に「大水」とは小水は難にあらざればなり。「所漂」とはたとひ大水なりとも、若し船筏に乗る時は溺るる事なし。故に若し流れ漂ふ時は、難となることをあらはす。「即得」とは「即」は速 . . . 本文を読む
「人のうしろ事、返々のたまふべからず。よきことをも好みて人の事をばのたまふべからず(人が隠していることは良いことであっても喋るな)。」「極楽寺殿御消息・北条重時」(北条重時は泰時の弟、連署となり執権・時頼を補佐する。極楽寺を創建し忍性を迎え開基とする。自身も出家し「観覚」と号す。仏教への篤い信仰を基として儒教精神や武士の質実剛健さ等を説いたその思想は、江戸時代まで広く国民各層の意識に影響を与えたと . . . 本文を読む