妙法蓮華経秘略要妙・観世音菩薩普門品第二十五(浄厳)・・17
三には結歎。
「無盡意。受持觀世音菩薩名號。得如是無量無邊福徳之利」
此の中に
「如是」とは上を指して結するなり。
「無量無邊」の四字は正しく歎ずるなり。
後番の問答に二つ。初めには問、
後番の問答は観音能く種種の善巧方便を以て無量の身相を現じ、彼彼の機根に随ひ楽欲に應じて説法し玉ふことを明かす。故に観音の . . . 本文を読む
今日は『南海寄帰内法伝』、『大唐西域求法高僧伝』を著した義浄が遷化された日です。 以下密教辞典、南海寄帰内法傳等に依ります。義浄は635年(貞観9年)生まれ、 713年開元元年1月17日遷化、79歳。法顕・玄奘を慕い、渡印。『南海寄帰内法伝』、『大唐西域求法高僧伝』を著す。『南海寄帰内法伝』では、説一切有部に基づき中国仏教の誤りを鋭く指摘しています。7世紀のインド仏教は大衆部・上座部・根本説一切有 . . . 本文を読む
大同元年一月十七日大師は弟子を代表して恵果和上の碑文を作成されました。(大師年譜)大唐神都青龍寺故三朝國師灌頂阿闍梨耶恵果和上之碑 日本國學法弟子 苾蒭空海撰文并書俗之貴ぶ所者五常、道之所重者三明。惟忠惟孝。聲を金版に彫る(名声を彫って伝える)。其徳天の如く、盍んぞ石室に蔵めざらん乎。甞試に之を論ずるに不滅者法也。不墜者人也。其法誰ら覺する、其人何在る。乎爰に神都青龍寺東塔院大阿闍梨法諱恵果和尚者 . . . 本文を読む
今日17日は百丈忌です。円覚寺等臨在系の寺々では百丈忌が営まれるようです。百丈懐海(ひゃくじょう えかい)は、南宗禅の馬祖道一の法を継ぐ唐時代の禅僧で元和9年(814年)1月17日に94歳で入滅され大智禅師と諡されたといわれています。『碧巌録』二十六則の「独坐大雄峰」、『碧巌録』第五十三則にある「百丈野鴨子(百丈禅師が師の馬祖道一に野鴨の行方を聞かれて悟った)」の話や百丈清規を定められたこと、「一 . . . 本文を読む
(吾妻鑑・建長三年(1251))「正月小十七日戊寅。天晴。相州の御第(時頼の邸宅)に於て放光佛像を供養せらる。導師は鶴岡別當法印(隆弁)。
又如意輪護摩を修せらる。是、皆御産の御祈り也。」
これは時頼の妻のお産の無事を祈って行われたものです。この効験ありて5月15日に生まれたのが元を撃退した名君時宗です。
隆弁は天台宗寺門派の僧侶・歌人。父は四条隆房・母は葉室光雅の娘。鶴岡八 . . . 本文を読む