讃観世音菩薩頌和釈・・18/20
金翅鳥害
「若金翅鳥以嘴爪 搏撮水陸諸龍等 其龍專心念菩薩 即得離苦獲安樂」
金翅鳥は大鳥にて嘴爪にて大海の諸龍を撮て食すを己が業力の感ずる食分とす。もし其の龍が專心に菩薩を念ずれば其の苦難を逃れて安樂を獲るとなり。
迦楼羅を此に妙翅鳥といふ。観佛三昧經に、一日に一の龍王と五百の小龍を噉ひ、両翼を披けば三百三十六万里なり。首に如意珠あり、是は有漏の業報の身 . . . 本文を読む
(左経記・寛仁四年1020閏十二月)「二十五日辛未、晴。・・今日より始めて、疫病を除くため百口僧を請じて仁王経転読せらる・・」
此の年は疱瘡が大流行して大惨事となっていたようです。
「栄花物語十六・本のしつ゛く」に「寛仁三年1019四月ばかり、堀川の女御(後三条天皇の女御・道長の次男・頼宗の娘)明け暮れ涙に沈みておはしませばにやおはしましけむ。御心地もうきあるびようもおぼされで . . . 本文を読む
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三代実録 / 貞観十一年(869)十二月廿五日戊申条
「廿五日戊申 ・・・ 勅して、五畿七道諸国をして 三日を限り金剛般若経を転読し地震風水之災を謝し、隣兵の隙を窺ふ寇を厭せしむ焉」
(廿五日、(中略)勅して五畿七道諸国に命じ、期 . . . 本文を読む