福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

ザッケローニ氏のメッセージ「自己犠牲を払い・・・」

2020-04-15 | 法話
1、ザッケローニ氏のメッセージがありました。「日本には、自己犠牲を払い、他人を思いやって行動できる多くの人たちがいることを知っています。」というものです。サッカー元日本代表監督ザッケローニ氏のメッセージ「私の第二の故郷である日本には、困難に打ち勝つために自己犠牲を払い、他人を思いやって行動できる多くの人たちがいることを知っています。」


2、ザッケローニ氏のメッセージは以前知っていましたがそれほど気に留めていませんでした。しかし今日いつものように修法をしていてふと「病院関係者の方々は命を懸けて徹夜でコロナ患者の治療にあたってくださっているのだ・・」と思いました。するといままで自分がいかに緊張感のない修法を毎日惰性で繰り返していたのか恥ずかしくてたまらなくなりました。

3、振り返ると、衆生済度のため多くの祖師方が身を挺してこられました。三蔵法師は20年近くかかって印度往来し仏教を持ちかえられ、慧可は法を求めて断臂し、鑑真和上は失明しつつも6回目にして来日され、お大師様は若き日に身を挺して渡唐され密教を伝来されています。そしていまでもおおくの修行僧が求聞持行、千日回峰行、僧堂修行等に励んでおられます。

4、いまや私のような末端の僧侶であっても命を懸けて修行しなければ、命を懸けてこうして菩薩行に努めている僧俗の方々に申し訳ないことになると気が付きました。

5、さらに言えば、いまやすべての人が命を懸けて利他行に努めるべき非常事態に既になっているのかもしれません。
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