第十、入壇灌頂章
(密教を行ずるには灌頂が必須である。之を受けないで密教に入ろうとすると佛罰を受ける。灌頂には、結縁・受明・伝法灌頂があるが俗人でも結縁灌頂を受ければ一切の罪障は消滅する。特に結縁灌頂には古往今来不思議霊験多し。)
金剛頂経に云はく、「この毘盧遮那三昧地の法は未灌頂の者に向かって一字たりとも説くことを得ざれ、若し本尊の儀軌真言はたとへ同法の行者なりといえども輙くことを得ざれ。若 . . . 本文を読む
今日天仁3年1月10日は寛助が鳥羽殿で大北斗法を修した日です。寛助は平安末期の真言宗の僧。東寺長者・東大寺別当、法力は比類なく、法の関白と尊称されています。成就院流祖。弟子に覚法、信証、永厳、聖恵、寛遍、覚鑁。 . . . 本文を読む
今日は初金毘羅です。
金毘羅様の縁日は毎月十日ですが、正月の十日を初金毘羅といいます。
金毘羅宮は香川県琴平町の金刀比羅宮を総本宮として全国に約六百の末社が在るとされます。四国の箸蔵寺は弘法大師が金毘羅宮さんの奥の院として創建されたとも言われています。
東京近辺では、金刀比羅宮(東京都港区)、淺川金刀比羅神社(東京都八王子市)、金刀比羅・大鷲神社(神奈川県横浜市南区)、金比羅宮(東京都多摩 . . . 本文を読む
大師の性霊集「前の清旦州、亡妻の為の達嚫(だっしん)」には「伏して願わくは此の法力をもって先霊を開悟せしめむ」、「「諸行無常云々」もし男女あって一度此の偈を聞けばよく罪業を滅して早く善果に登る。(涅槃経の「諸行無常、是生滅法、生滅滅己、寂滅為楽」の偈を聞くとその霊魂は罪業を滅して成仏する)・・伏して願わくは此の法力をもって先霊を開悟せしめむ、妙偈加持して早く知見の源を證し、没駄護念してすみやかに本 . . . 本文を読む