秘密安心往生要集・・24/42
(廿三、経帷子等用心の事)。
問、経帷子を屍骸に著せしむることは功徳ありや。
答、罪を招くとも功徳は少なかるべし。本説を見ざれば必ず用ゆることなかれ。
問、印信血脈は棺に入れるべきや。守護(おまもり)は亡者の頸に挂けしむべきや。
答、印信血脈は弟子に譲るべし。守護は臨終の時には挂けしめよ。火葬の時は撤去すべし。但し随求の守りは本説あるがゆえに土葬の屍ならば頸に挂けしめよ。是に依りて地獄の苦を免れて天に生ずるが故なり。若し火葬の時ならば取撤くべし。悪心なしていへども梵焼経像の恐れあるが故なり。
(廿三、経帷子等用心の事)。
問、経帷子を屍骸に著せしむることは功徳ありや。
答、罪を招くとも功徳は少なかるべし。本説を見ざれば必ず用ゆることなかれ。
問、印信血脈は棺に入れるべきや。守護(おまもり)は亡者の頸に挂けしむべきや。
答、印信血脈は弟子に譲るべし。守護は臨終の時には挂けしめよ。火葬の時は撤去すべし。但し随求の守りは本説あるがゆえに土葬の屍ならば頸に挂けしめよ。是に依りて地獄の苦を免れて天に生ずるが故なり。若し火葬の時ならば取撤くべし。悪心なしていへども梵焼経像の恐れあるが故なり。