福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

真言安心勧善義その8

2020-12-09 | 真言安心勧善義

自性土の事(真言宗徒の極楽浄土なりと意得すべし)

問、真言宗の極楽浄土なりと願ふべきはいずれぞや。

答、法界宮これ真言宗徒の極楽浄土と心得べし。自性土とも名付け、密厳浄土とも申すなり。広大金剛無尽荘厳の国土にて、自性法身大日如来住しまします処なり。

無量眷属の佛菩薩と共に自受法楽の故に、常恒に金剛智慧の一乗を演説し給ふ。
生死の人の所見に非ずと云々。其の集会の諸尊聖衆、三密智印、四種曼荼羅を、大綱このせかいに流現し図しきたれるを金胎両部の大曼荼羅とはもうすなり。
この曼荼羅を礼拝し一度瞻仰する輩は即時に無始の罪業を消滅して無辺の福聚を満足すといへり。(大日経具縁品に「無量倶胝劫 所作衆罪業 見此漫茶羅 消滅盡無餘)
況や我等衆生直に其の国土に超昇安住せんをや。
佛菩薩と共にとこしなへに無比の法楽を受用し、無量の遊戯神通快楽を得ん事、真に願楽すべく、真に信崇すべきなり。

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