問。顕密の祖師古来西方往生を勧め給へる甚だ多し。今聞く所のごとくならば真言宗の輩は弥陀の浄土を願ふは無用のことにてあるべきか。
答。大日経疏に「この一門に従って法界門に入るを得る」とある文の意をもって見るに、弥陀の一門西方浄土にいたり、竟には大日普門法界宮の佛果に至るべし。然れば直に大日普門の佛果に至る機根これなき下劣の衆生は其の機宜にまかせて西方極楽弥陀の浄土をも願ふべきなり。(下根のものは阿弥陀様の西方極楽浄土を願えばそれが大日如来の法界宮の佛果に至る入り口となる。)
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