福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)12

2019-09-12 | 諸経
善財童子の訪問者と教え(華厳経入法界品)12
十一番目、南方獅子奮迅城 弥多羅尼童女
弥多羅尼童女は獅子奮迅城の中の明浄宝蔵堂の中で説法されていてこのお堂の柱は瑠璃・壁は金剛・屏は純金であったがこれらはすべて過去世の弥多羅尼童女の善根によるものであった。弥多羅尼童女は
「善男子よ、是れ【般若波羅蜜普荘厳の法門】なり。われこの法門に入りて正念し思惟し分別し受持して平等を生ぜしとき、普門陀羅尼門等の百万阿僧祇の陀羅尼門を得て以て眷属と為せり・・」という。そして正念により思惟し心が平等になる時無量の陀羅尼を発見するといい百十八種の陀羅尼を列挙する。
これは菩薩五十二位の下から十番目、十住位のうちの灌頂住(菩薩が佛子と認められ灌頂される位)。華厳五十五所絵巻でも下から十番目ということで「第十灌頂住」と書かれています。
自分の人生で様々な陀羅尼を教わったのはむかし真別処で四度加行をさせていただいた時です。寺育ちながらこのときはじめて諸真言を教わり非常に新鮮でした。様々な場面でご真言を唱えることも学びました。このときのA先生にはいまでも御交誼頂いています。



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