福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

鎌倉十三佛霊場 1番札所・明王院(不動明王)巡拝記

2013-10-05 | 開催報告/巡礼記録
鎌倉十三佛霊場巡拝記 1番札所・明王院(不動明王)

         
鎌倉幕府第四代将軍藤原頼経の発願に寄って建立された祈願寺。本堂には創建(1235年)当初の不動明王を始めとする五大明王が祀られている。鎌倉時代から祈願寺として重んじられ、元寇の際には、異国降伏祈願が執り行われた。毎月28日13時より、本堂で護摩法要が行われている。

十三佛霊場巡拝を始めたいと思いながら、いつの間にか月日が経った。ようやく秋晴れの日が続いたある日、鎌倉1番札所明王院に。明王院には鎌倉駅東口よりバスで15分、泉水橋下車、 バス停から小道に入って3分。小径の突き当たりに、綺麗に彩色された幕が小さな趣のある門に掛かっている。門を潜ると、本堂に向かう道の左右に紅白の幕が、緑に映えて鮮やかだ。

道の正面には、五色の垂れ幕のかかった本堂が木々の間に、ちらちらと見える。左手では、テントが張られて、近づいていくと、茗荷やら、クルミのお菓子が売られていた。壇家の人達が、朝早くから摘んだ茗荷は、みずみずしく光る。早速に2袋求める。本堂横の社務社では、庭に机を出して、御朱印を受け付けていた。そこで御朱印帳と御朱印を求める。今日は28日で、午後から護摩があるという。

本堂は、開け放たれていて、内陣には座布団が敷かれ、座布団の上には、経本が置かれている。朝早いせいか、人が少なく、正面にいらしゃる御本尊である「お不動様」を、ゆっくり拝むことが出来た。昨年36不動巡礼の満願を果たしてから、ゆっくりとお不動様のお顔を拝すことがなかったので、懐かしく嬉しく、ご真言を唱え、仏様に守られていることに感謝した。

 本堂右手の境内には大釜で、お湯を沸かしていて、護摩の後はお蕎麦が振る舞われると言う。「このお蕎麦が美味しいですよ」ここで知り合った年配の女性は、もう30年も毎月の護摩に通っているといい、お寺の説明を親切にしてくれた上に「もっと先の光触寺などもお参りにいかれたらよいですよ」などと、教えてくれる。

 私達は、そこから十五分ほどの光触寺に向かう。又12所神社がその先にあると言うことでそこにも足を伸ばしたが、私達以外に人は見あたらず共に、鄙びた佇まいだった。明王院に戻り、午後1時からの護摩に参加したかったが、あいにくと午後に用事があり、次の機会には是非参加したいと思いながら鎌倉をあとにした。  (K&K)
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