福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

木に刻み絵に書たるを生身と思へば、軈やがて生身にて有なり

2020-07-02 | 法話
「道場に入る毎に生身の仏の御坐と思て、正く生身の如来の御前に望む思を成べし。木に刻み絵に書たるを生身と思へば、軈やがて生身にて有なり」（仏前にて生身の仏さまがおられると思い、そのように修行し読経すれば御本尊は本当に生身の仏様になる）（栂尾明恵上人遺訓）
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テンプレート解説

テンプレートは胎蔵曼荼羅中台八葉院の赤蓮華をあらわしているつもりです。慈雲尊者は「大悲の曼荼羅のゆえに干栗太心、蓮華を以って体とす、故にその色赤し」と両部曼荼羅随聞記でおのべになっています。権田雷斧も「曼荼羅通解」に「八葉は大悲胎蔵のゆえに赤色なるべし」と書いています。また胎蔵曼荼羅の大部分の尊が蓮華に坐し、さらにその上観音様や虚空蔵菩薩様は蓮華を持しておられます。われわれも心臓を有しているように大いなる慈悲心を本来持っている佛であるということをこの赤蓮華で表しているつもりです。　

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