遣唐使船最後の寄港地五島列島でお大師様信仰が盛んな様が報じられていました。
「仏教と民俗・五來重」では「・・一般に「八十八所巡り」と称する弘法大師信仰は四国八十八所巡礼と同じく、一村または数か村、あるいは一郡くらいを単位に弘法大師像を安置する寺と堂を巡礼するのが普通である。美作地方のお大師巡りもこの形式の巡礼であるが巡礼団の奉持する大旗は弘法大師の旅行の姿(修行大師)を描いたもので信者はこれに随行する形をとる。・・巡礼団の先頭に大旗を奉持した「旗持ちさん」がいくがこれは大先達ともよばれ、宿でも特別の人格として遇せられる。病人もそのお加持を受ければ治るという。・・」とあります。民俗学的にも「大師講」は大変日本民族の気質を探るうえで貴重なテーマの一つとされていました。
「仏教と民俗・五來重」では「・・一般に「八十八所巡り」と称する弘法大師信仰は四国八十八所巡礼と同じく、一村または数か村、あるいは一郡くらいを単位に弘法大師像を安置する寺と堂を巡礼するのが普通である。美作地方のお大師巡りもこの形式の巡礼であるが巡礼団の奉持する大旗は弘法大師の旅行の姿(修行大師)を描いたもので信者はこれに随行する形をとる。・・巡礼団の先頭に大旗を奉持した「旗持ちさん」がいくがこれは大先達ともよばれ、宿でも特別の人格として遇せられる。病人もそのお加持を受ければ治るという。・・」とあります。民俗学的にも「大師講」は大変日本民族の気質を探るうえで貴重なテーマの一つとされていました。