福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は上田照遍和上遷化の日

2024-09-22 | 法話

今日は上田照遍和上遷化の日
以下密教辞典・安心全書等に依ります。
上田照遍。文政十一年(1828)八月十日-明治四十年1907九月二十二日 80歳。阿波の仁木嘉吉三男。延命寺開山浄厳和尚の俗姓を取り、上田氏と称す。
十四歳で板野郡徳命村千光寺に入り戒忍恵等に就きて剃髪、のちに伝法灌頂を受ける。二十歳で高野山に登り、後京都大阪に学ぶ。特に大阪生玉の高堅、近江三井寺の大寶等に就きて華厳・天台の蘊奥を究む。安政三年春河内延命寺に至り寶肝に師事, 自誓得戒し、同年夏安居中、奥疏及び諸儀軌を伝受、事相諸流を潟瓶し新安流の付弟となる。元治元年三十七歳で同寺をつぐ。明治十三年東寺定額僧,大阪府學頭、十四年宗内戒和上となり仁和・嵯峨両大学林の講師。十九年東大寺戒壇院長老、毎年春秋に戒壇院にて道俗に授戒。摂津妙法寺・大阪圓珠庵・河内叡福寺を兼務して寺門を興隆す。明治政府の廃佛に対し反対し各地に講演した。三十六年祖風宣揚会会長、四十年事相講傳所(種智院大学)にて大日経疏・秘密儀軌を講傳。
晩年は「弘法大師全集」の刊行に尽力。「照遍和尚全集」がある。明治40年9月22日死去。80歳。旧姓は仁木。字(あざな)は竜眼。号は無庵。

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