福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は 湯殿山開山祭.神職のみにて斎行

2020-06-01 | おすすめ情報
6月1日(金)は 湯殿山神社本宮 で 湯殿山開山祭がおこなわれます。ことしは神職のみで行われます。

私も数十年前出羽三山で山伏修行のまねごとをした時、湯殿山を拝しました。なぜか関西出身の私にも懐かしい感じがしたことを覚えています。湯殿山大日房のホームページには「大日坊は大同2年(807年)弘法大師によって開創され、寺号を教王瑜伽寺と称し、 後に瀧水寺金剛院と改められました。古来より湯殿山が女人禁制だったために、大日坊に湯殿山大権現をお招きし、 またお沢八万八千仏を祀って女人の湯殿山礼拝所(湯殿山全てを祀る寺)として建立したのがこの寺の源となっています。」とあります。
また、注連寺のホームページには「湯殿山注連寺は天長2年(825)弘法大師空海の開基であり、その後、大師が開創した霊場を慕い京都より訪ねてきた弟子の真然大徳が承和2年(835)、湯殿山権現堂を建立し、真然大徳を第一世とするお寺です。 弘法大師が東北巡錫の旅に出られ酒田より赤川に『アビラウンケン』の梵字が光を放ち流くる様子を見て、赤川を上流への歩みを進め、梵字川に至り、この地に辿り着きました。 この七五三掛の地は、高台より眺めると八方に峯が連なり八葉蓮台の如く見えることから、茲を清浄の地と定められました。大師は桜の木に葛羅で結んだ注連を掛け、壇を築き祈祷した所、湯殿山大権現の勅使、八大金剛童子が現れ、大師を湯殿山の霊場に導かれました。 大師は湯殿山の本地仏金胎両部の大日如来の御尊像を刻み安置したのが注連寺の開基と云われています。」とあります。いずれにせよ湯殿山は大師と深いつながりのある所でした。

「語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな」(芭蕉)の句は有名です、『奥の細道』には「そうじて、この山中の微細、行者の法式として、他言することを禁ず。よりて筆をとどめてしるさず。」と書かれています。斎藤茂吉は「わが父も母もなかりし頃よりぞ 湯殿のやまに湯は湧きたまふ」と詠んでいます。
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