福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

福聚講 今日の言葉  

2013-03-05 | 法話
わが師キレンツエ・リンポチエはいいました「救われずに苦しんでいる人たちのことを考えると、慈悲の念に激しく揺さぶられる。この気持ちは広くともであれ、敵であれ誰にも届くはずだ。・・・人々は助けを必要としている。しかし食べ物、衣服、お金、何よりも大切な愛情を恵んでわれわれが彼らにあげることの出来る直接の援助はどんなにうまくいっても彼らの苦しみを一時的に和らげることしかできない。他の人たちに持続的安らぎを与えようとするならまず自分自身を変えなければならない。」
まず自分の準備を整えずにすぐに行動にうつそうとするのは、病院を建てる時間をかけずに街頭の病人にすぐ手術をするようなものです。病院の建設そのものは病人を一人も治しはしないが一旦工事が終了すれば多くの病人を救えるのです。

・・自分自身の自己中心主義を根本から治すことが他者の苦しみを軽くする強力な手段なのです。・・内的な力を十分に格闘してはじめて本当に他者のために役立つようになれるのです。そうやって直接他者の苦しみを和らげることもできれば、社会に影響を与えて変革することもできるようになるのです。・・明らかなのはすべての生命、すべてのものに対して普遍的責任感を身につけるべきということなのです。
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