仁王般若波羅蜜経は、法華経・金光明経(金光明最勝王経)とともに護国三部経のひとつに数えられ、鎮護国家のために仁王経を講ずる法会(仁王会)や不動明王を中心とした仁王曼荼羅を本尊として修される仁王経法があります。 仁王会は宮中や国分寺などの大寺で百の高座を設けて行われ、「百座会」とも称されました。これは春と秋に定例的に行われるもの、臨時に行われるもの、天応陛下一生一度のものなどがあります。一方仁王経法は、密教に基づき行われる修法で810年(弘仁元年)にお大師様が修されたのに始まるとされます。いずれにせよこのもとになったのが仁王般若波羅蜜経です。内容は六波羅蜜のうちの般若波羅蜜を受持し、講説することで、災難を滅除し、国家が安泰となるというものです。
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