神秘なる力を自らのものにする、これが真言密教
「・・真言密教が目的とするものは何か。・・人間は人間として生命をあたえられているかぎり四苦八苦からは逃れられない。つきつめてみれば人間でなくなるしか苦からのがれるすべはないわけです。
じつは密教は究極的には人間でなくなることを目的にしているのです。・・いや宇宙そのものになれとおしえているのです。大師は密教を得れば人間は自分がなりたいものになれる、なんにでも変幻自在に変身できるといいます。・・その人間改造の変幻自在の法を身につける、それが密教である、と。
・・・人生をまじめに生きようとすればするほど悩みは深く、苦しみは多くなります。それが当然の事なのです。だからこそ仏教によって救われよう、神様におすがりしたい、と思うことでしょう。
科学では永遠にうかがい知ることのできない世界、それが宗教です。宗教とは人間の通常の感覚の境界線を突破し、未知の世界にかかわりを持つことによって今まで見えなかったことをきわめてよく見えるようにする教えでもあるのです。そしてその神秘なる力を自らのものにする、これが弘法大師の完成させた真言密教なのです。・・」(那須政隆猊下「密教が教える変幻自在の生き方」)(これは那須政隆猊下の御言葉だから素直に入ってくるのです。似非祈祷師の言葉ではありません。)
「・・真言密教が目的とするものは何か。・・人間は人間として生命をあたえられているかぎり四苦八苦からは逃れられない。つきつめてみれば人間でなくなるしか苦からのがれるすべはないわけです。
じつは密教は究極的には人間でなくなることを目的にしているのです。・・いや宇宙そのものになれとおしえているのです。大師は密教を得れば人間は自分がなりたいものになれる、なんにでも変幻自在に変身できるといいます。・・その人間改造の変幻自在の法を身につける、それが密教である、と。
・・・人生をまじめに生きようとすればするほど悩みは深く、苦しみは多くなります。それが当然の事なのです。だからこそ仏教によって救われよう、神様におすがりしたい、と思うことでしょう。
科学では永遠にうかがい知ることのできない世界、それが宗教です。宗教とは人間の通常の感覚の境界線を突破し、未知の世界にかかわりを持つことによって今まで見えなかったことをきわめてよく見えるようにする教えでもあるのです。そしてその神秘なる力を自らのものにする、これが弘法大師の完成させた真言密教なのです。・・」(那須政隆猊下「密教が教える変幻自在の生き方」)(これは那須政隆猊下の御言葉だから素直に入ってくるのです。似非祈祷師の言葉ではありません。)