新型コロナ騒動に対し日本から中国に送った支援物資に「山川異域、風月同天」と書かれていたことが話題になっています。これを書いた人は相当教養のある方とお見受けします。これは宝亀十年(779)に、淡海三船によって書かれた「法務贈大僧正唐鑑眞過海大師東征傳」にあるようです。
「法務贈大僧正唐鑑眞過海大師東征傳(淡海三船)」「・・大和尚(鑑真)答て曰く、昔し聞く南岳の思禅師(中国天台宗第二祖南岳慧思) 、遷化の後、生を倭国の王子(聖徳太子)
に託して、仏法を興隆し、衆生を済度すと。又聞く、日本国の長屋王 、仏法を崇敬して、千の袈裟を造て、此の国の大徳・衆僧に棄施す。其の袈裟の縁の上に四句を繍著して曰く、『山川異域、風月同天、諸の仏子(唐の大徳・集僧)に寄せて、共に来縁を結す』(山川異域 風月同天 寄諸佛子 共結來縁)と。此を以て思量するに、誠に是れ仏法興隆有縁の国なり。・・」
ここにあります。
「法務贈大僧正唐鑑眞過海大師東征傳(淡海三船)」「・・大和尚(鑑真)答て曰く、昔し聞く南岳の思禅師(中国天台宗第二祖南岳慧思) 、遷化の後、生を倭国の王子(聖徳太子)
に託して、仏法を興隆し、衆生を済度すと。又聞く、日本国の長屋王 、仏法を崇敬して、千の袈裟を造て、此の国の大徳・衆僧に棄施す。其の袈裟の縁の上に四句を繍著して曰く、『山川異域、風月同天、諸の仏子(唐の大徳・集僧)に寄せて、共に来縁を結す』(山川異域 風月同天 寄諸佛子 共結來縁)と。此を以て思量するに、誠に是れ仏法興隆有縁の国なり。・・」
ここにあります。