さきに三教指帰の
「ここに一の沙門あり、余に虚空蔵聞持の法を呈す。その経に説かく「もし人、法によりてこの真言一百万遍を誦さば、即ち一切の教法の文義暗記することを得」と。」
の部分をかき、さらに経典を2つ書き写しましたがこれらについで虚空蔵求聞持法のアウトラインを記します。
・まず他の行では樒をつかうところ、求聞持では栢の葉をつかいます。香気が強く生命力があります。
・期日は百日もしくは五十日で行じます。一日一座の場合は百日、二座の場合は五十日で行じます。お大師様は百日で行じられました。今は五十日がおおいようです。
・次第を簡単にのべると(行ずる道場によりすこしずつ違いますが太龍寺でわたしが行じた様子を書きます)まず夜中の1時ごろおき水浴びをしたのち九箇所の諸堂参拝と明星礼、閼伽水汲みをおこないます。諸堂のまえでは私はひざまずいてご真言等をとなえました。本堂では理趣経一巻をとなえました。明星礼は断崖の岩の上で明けの明星を拝しつつ百八回五体投地をします。さらに閼伽水を汲みます。これらすべてをこなすのに私の場合(急坂を登ることもあり)三時間くらいかかりました。もっとも岩の上で瞑想にふける時間も入れてありますが・・。長い石段を登り通夜堂にかえると再度水浴びをして行の準備をし入堂します。その後のことはくわしくいえませんが一座に一万回のご真言(のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まりぼりそわか)をおとなえしたり、観想したります。ほんとうはこの観想が大切なのです。
「ここに一の沙門あり、余に虚空蔵聞持の法を呈す。その経に説かく「もし人、法によりてこの真言一百万遍を誦さば、即ち一切の教法の文義暗記することを得」と。」
の部分をかき、さらに経典を2つ書き写しましたがこれらについで虚空蔵求聞持法のアウトラインを記します。
・まず他の行では樒をつかうところ、求聞持では栢の葉をつかいます。香気が強く生命力があります。
・期日は百日もしくは五十日で行じます。一日一座の場合は百日、二座の場合は五十日で行じます。お大師様は百日で行じられました。今は五十日がおおいようです。
・次第を簡単にのべると(行ずる道場によりすこしずつ違いますが太龍寺でわたしが行じた様子を書きます)まず夜中の1時ごろおき水浴びをしたのち九箇所の諸堂参拝と明星礼、閼伽水汲みをおこないます。諸堂のまえでは私はひざまずいてご真言等をとなえました。本堂では理趣経一巻をとなえました。明星礼は断崖の岩の上で明けの明星を拝しつつ百八回五体投地をします。さらに閼伽水を汲みます。これらすべてをこなすのに私の場合(急坂を登ることもあり)三時間くらいかかりました。もっとも岩の上で瞑想にふける時間も入れてありますが・・。長い石段を登り通夜堂にかえると再度水浴びをして行の準備をし入堂します。その後のことはくわしくいえませんが一座に一万回のご真言(のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まりぼりそわか)をおとなえしたり、観想したります。ほんとうはこの観想が大切なのです。