華厳経浄行品「・・始めて足を挙げるときはまさに願うべし衆生、生死を越度して善法満足せんと。
衣装を被着せばまさに願うべし衆生、諸善根を服し、つねに慚愧を知らんと。
・・水をもって手をあらわば、まさに願うべし衆生、上妙の手を得て、仏法を受持せんと。
口歯を澡漱せば、まさに願うべし衆生、浄き法門に向かひて、解脱を究竟せんと。
・・道にあらば、まさに願うべし衆生、仏道を成就して無余を所求せんと。
路を渉りていかば、まさに願うべし衆生、浄法界を履んで、心に障礙無けんと。
・・もし険しき道を見ば、まさに願うべし衆生、悪道を棄けんして邪見を滅除せんと。
・・若し直き路を見れば 當願衆生 中正の意を得て 身口に曲無けんと。
道の塵を揚げるを見れば 當願衆生 永く塵穢を離れて 畢竟して清淨ならんと。
道の塵なきをみれば、當願衆生 大悲に熏せられて 心意柔潤ならんと。
深き阬澗を見れば 當願衆生 正法界に向かいて、諸難を滅除せんと。
聽訟の堂を見れば 當願衆生 甚深法を説きて 一切和合せんと。
若し大樹を見れば 當願衆生 我諍の心を離れて 忿恨あることなけんと。
若し叢林を見れば 當願衆生 一切敬禮して 天人の師を仰がんと。
若し高山を見れば 當願衆生 無上の善を得て 能く頂をみることなけんと。
若し刺棘を見れば 當願衆生 三毒の刺を抜きて 賊害の心無けんと。・・」
衣装を被着せばまさに願うべし衆生、諸善根を服し、つねに慚愧を知らんと。
・・水をもって手をあらわば、まさに願うべし衆生、上妙の手を得て、仏法を受持せんと。
口歯を澡漱せば、まさに願うべし衆生、浄き法門に向かひて、解脱を究竟せんと。
・・道にあらば、まさに願うべし衆生、仏道を成就して無余を所求せんと。
路を渉りていかば、まさに願うべし衆生、浄法界を履んで、心に障礙無けんと。
・・もし険しき道を見ば、まさに願うべし衆生、悪道を棄けんして邪見を滅除せんと。
・・若し直き路を見れば 當願衆生 中正の意を得て 身口に曲無けんと。
道の塵を揚げるを見れば 當願衆生 永く塵穢を離れて 畢竟して清淨ならんと。
道の塵なきをみれば、當願衆生 大悲に熏せられて 心意柔潤ならんと。
深き阬澗を見れば 當願衆生 正法界に向かいて、諸難を滅除せんと。
聽訟の堂を見れば 當願衆生 甚深法を説きて 一切和合せんと。
若し大樹を見れば 當願衆生 我諍の心を離れて 忿恨あることなけんと。
若し叢林を見れば 當願衆生 一切敬禮して 天人の師を仰がんと。
若し高山を見れば 當願衆生 無上の善を得て 能く頂をみることなけんと。
若し刺棘を見れば 當願衆生 三毒の刺を抜きて 賊害の心無けんと。・・」