福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「十善法語」その88

2019-11-28 | 十善戒
業は心相より起る。事に大小あれども理に巨細ない。此心あるところ此業ある。理にそむき法性に違ふ。地獄もあるべきことじゃ。餓鬼畜生も有べきことじゃ。此三途に堕するを異熟果と云ふ。

此不偸盗を犯ずる者は。たまたま人間に生するも貧窮な。資材に自在を得ぬ。此を等流果と云。

國に在て。植る所の五穀も霜雹を被むるを増上果と云。

謬る者は。本體かけめなき佛性に背いて。生々の貧窮下賎の身となる。

唯謹慎奉持の士のみ有て。自家屋裏の寶蔵永く損減なきじゃ。(十善法語巻第二終)
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