「大徳如法のために招提寺の封戸を恩賜するを奉謝する表」(弘法大師代筆)
沙門如法言す。伏して招提寺の封戸伍十烟を恩施することを蒙る。如法、師に随って遠く聖朝に投って今に六十年。徳行取りどころなく、才能聞こえずといふといえども、先師の余慶聖朝の泰沢に頼って積恩塁畳して積んで年歳あり。伏して惟んみれば皇帝陛下、仁両儀に過ぎ(仁徳が天地の如く広く)、道貫三に隆りなり(貫三とは「三」の字の真ん中を貫くと「王」になる)。かの福田を顧みてこの封戸を捨つ。四衆万民感悦せずといふことなし。いわんや如法においておや。手足を知らず、謹んで闕(宮中)に詣でて年表陳謝以聞す。沙門如法誠惟誠喜謹言。」
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