来年の手帳をもらった。
鉄道地図が載っている分厚い手帳だ。
関西や中京の鉄道地図を眺める。
頭の中は大阪や名古屋に飛んでいく。
関西には行かないといけない気持が増幅する。
今年は女房と義母が大阪へ墓参りに行ったが、私は行けなかった。
大阪に1回も行けないという年は珍しい。
関西で育った私は関西私鉄の大ファンでもある。
最近、大きな発表があった。
近鉄特急の塗色が変わるのだ。
今までの紺色とオレンジのツートンから、ホワイトとオレンジのモダンなカラーリングに変更される。
実に57年振りとのことだ!!
ますます行かねばならぬ気になる。
しかし、ネット時代というものは、その気になれば世界中のことも判ろうというものだが、
実際は、昔より範囲の狭い情報の比率が増えてしまって、例えば東京に住む私は、
大阪や地方都市の情報の比率が以前よりもはるかに少なくなってしまっていることに驚く。
SNSの友人は東京ばかりなので、掲載される写真が関東ばかりだ。
大阪の日常の鉄道の写真はほんの1%も無いだろうか。
ネットのニュースはいわば地方版を見てる感じだ。
登録した住居に準拠した天気やニュースが表示されるものが多い。
新聞は紙面で見なくなってしまったので、ネットニュースで住所の近辺の情報ばかり見てることになる。
大阪のどこで電車の遅延があったとか、名鉄の新車が今日から走り始めたとか、
札幌の路面電車のループ状の工事の状況がどうだとか、
大阪から201系通勤電車が急激に減っているとか。
そんな記事は膨大な東京での飲み食いの写真などにかき消されてしまう。
ネット社会は、意識しないとどんどん小さくまとまってしまう危険性がある。
私としては毎日でも近鉄の写真を見ていたいものだ。
右側の22600系は通称「スズメバチ」と言われているそうだが、
東京に住んでいると、そういうのさえ知らない。
ネット社会では逆に知らないことも多い。
30000系ビスタカーも塗色変更される。
変更前に関西に行かないといけませんな。
*ちなみに写真は2013.11、ちょうど2年前に伊勢に行ったときに撮ったもの。
SONY NEX-6、SONY16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS