おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

親方のお年玉

2007-01-17 14:56:04 | Weblog
昨日は神様のお年玉のような晴天だった。
夜明けに南の空に誰かの眉毛みたいな月がかかっていた。
朝日が昇るとどうなるかと思っていたらまもなく厚い雲に覆われて日の出も月も見れなくなってしまった。
昨日親方がやってきた。
板長が親方に折角だったら大雪になればよかったのにと憎まれ口を利いていた。
バカヤロー俺は行ないが良いんだと言い切っていた。
駅まで迎えに行ったけど天気がいいのでその後マキを少し運んだりしていた。
夜は予約が無いので家に帰ると言って置いたので帰ろうかと思っていたら、ウッチャンが親方の事を聞き付けてまた飲みに来た。
親方は一人で飲んでいたので話し相手が来て大喜び。
この前台湾に結婚式の打ち合わせに行ってきた話や株を皆売り払って生きてるうちに使い切るんだと馬鹿に景気の良い話を遣っていた。
御前も来いよというので一緒に飲むことにした。
今年は少ないけど皆にお年玉を遣っておいたと言って御前にはないけどよと。
去年に比べると少なくなっているから皆驚くぞと。
誰もそんな期待をしていないよと言いそうになったが、わざわざ新幹線に乗って皆にお年玉を遣りに来てくれた気持は凄くうれしかったから口が滑らなくて良かったと思った。
年金生活でそんな大金持ちではない事を良く知っているし、株を売らなければいけない事も物語っている。
そんな大事なお金なのだと帰ったら皆に話をしょうと思う。
今日は予約が二つ。
一組は送るだけで二時間以上掛かる。
来てくれるからいいけど魚沼市の端から端また沢から沢に送らなければならない。
予算三千円でと言われたので断ったら料理三千円でと言う事になった。
酒は浴びるほど飲むらしい。
でも雪が降らないでよかった。
まるで春のように霞がかかり何と無く優しい大気だ。
朝昨日まで鼻をグズグズ遣っていた親方も一晩立ったら直ったと言うくらい皮膚に良い感じの柔らかい大気だ。
昨日の日報の記事で関原酒造の事が乗っていた。
お客さんでありこの前に濁り酒を味見に頂いた酒蔵だった。
自分で欲しいと思っていた酒がその酒だった。
どぶろくの最高級品と感じられる酒は気がつけば空っぽになり感動のあまり名前を付けてしまった。
越後ライスヌーボー。
きっと都会の戦士達にそれと僕たちに時空を越えた懐かしさやあたらしさを提案すると思う。
幼馴染が遣ってきた。
大病をして落ち込んでる時会ってキノコを上げたらお返しにビールを持って来てくれた。
落着いた笑顔は敦煌の五七窟の観音菩薩に近づいてきた。  


コメント
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