おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

朝焼け

2007-01-31 08:57:47 | Weblog
久しぶりに早く帰ったのでまだ家族は夕食を食べていた。
娘は早めに食べていたがまた来て二度目の夕飯をはじめた。
本を読もうと思っていたらついテレビを見てしまった。
NHKの特集まで見て感動した。
インドが取り上げられていた。
十年以上前にオーストラリアのチャイナタウンの厨房で見た光景と重なった。
すざましいハングリーさ。
そのときは背筋が凍るほどいやな光景だった。
やがて日本は彼らに支配されると思った。
時間はあきらめをつくりそのときほど思わなかったけどやはり衝撃的だった。
そんなことをしているうちに娘が起きてきて眠れないと言い出した。
昼間寝たりしてるからなおさらそうなのだが。
夜中うちごそごそとミッキーも一緒にほえていた。
せっかくの昼寝の積み立てがどこかに行ってしまった。
朝一緒に行くと言っていたのに出かけるときはミッキーと娘は眠り込んでいたけどミッキーぐらい行ってらしゃいといってもいいのに。
トンネルを抜けカーブを曲がったら東の空が朝焼けになっていた。
あまり感動するような色ではないく、なんかどちらかというと鈍い茜色だった。
寝不足がたたっているのか何かいまいち。
昨日のテレビの天気予報が雨か雪になるといっていたので納得。
雨の前には朝焼けや傘雲そして月が傘をかむる。
暖かいようでも気温が下がり、出かけるとき車のフロントガラスが霜でガリガリ。
やっと霜が溶け始めた時は朝食を作る時間が足りなくなりそうだった。
市場も行かずに仕込みに専念し、ラーメンの材料も少し変えた。
この前食べたら野菜の旨みと甘みが際立っていたので少し野菜を減らした。
飽きない味がいいのだが初めての人を虜にするような味が無いと心配な気がしてついそんな味になってしまっていた。
透き透るようで上品な濃くのあるスープを提供したいのだが。
昼定食はカツ煮定食。
あまり出ないと考えていて、志保ちゃんが仕込みをいっぱいしたので今日もみんな昼定食だと思っていたらいつもよりいっぱいのお客さんに食べられて最後は追われてしまった。
今日で一月が終わり、何とか給料を払った。
何かけじめにと前から気になっていた床屋に行ってばっさり短くしてきた。
帰って来たら星野さんが来た。
積もる話はいつも同じだけどまーお経みたいなものでそれが終わらないと盛り上がりが続かないので一緒にビールを飲んだ。
荒川のフナの甘露煮でボルドーの赤ワインを飲み、アサズキ味噌とチーズの盛り合わせ、また御代わりでフナの甘露煮、縄文人の食卓でまた一杯、星野さんあまり難しい喩えや言葉だと昨日見たインド人のレベルの僕は解る単語の理解で思考してるのでだんだん焦点がずれてくるのだけど。
失礼かもとたまに思うけどいつも勝手な無礼講楽しいぜ星野さん。
フナの苦味と山椒のスパイシーなとこと醤油のこくで赤ワインに負けることも無く堪能した。
もっと一緒に飲みたかったけど奥さまの予定できりあがって残念だった。
この前みたいにカラオケに誘いマイクをしゃぶりながら飲みたかったけど。
二人は長岡歴史博物館に行ってきた帰りだった。
送るとき外に出ると満月に近い月と星が羊雲の間より見え、月の光で少なくなった雪が青白く、遠くの山まで青白い闇の中に浮かんでいる。
コメント
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