朝は雨が降っていた。
除雪隊の朝食も少ないので食べれるようにしてからマキ婆を迎えにいった。
歩けば10分なのだけどたまにはと思い出かけた。
道路の温度計は2度で今の時期考えられない気温だ。
昨日とって来た猫柳もつぼみの鞘がとれ生まれたての子猫の尻尾みたいにちょこんと枝にしがみついている。
その隣に広井さんに取ってきてもらった藪椿の花が濃い緑の葉に囲まれて咲いている。
今山菜の天ぷらを頼まれるとふきのとうとせり、そして真紅の椿の花が揚げられ天ぷらに紫の色を添えている。
それを岩塩と天汁で提供する。
今日はたけさんの親父さんの49日の法要で予約をもらってある。
店を始めて右も左もわからないとき部落の会合や何かに付け店を盛り立ててくれた人だった。
母方の遠い親戚で昔母が良く雑魚すきを一緒にやったと教えてくれた。
それでほかの人とは違う特別の支持をしてくれたのだとわかった。
酒の好きな人でお斎には手持ちぶたさだからお前何か喋ってて時間をつぶせと言いつけられてあった。
好きなカジカ酒でも出してお世話になったことを話そうと思う。
そして法事が始まり急いでカジカを焼いた。
雨の土曜日なのにフリーの人たちがかなり来た。
人でもあったので難なくやれた。
蕎麦を打ってカジカ酒を造り挨拶に出た。
たけさんがはじめに紹介をしてくれたけどほとんど自分でもしゃべろうと思ってたことが多かった。
それで当初考えていた話は取りやめて仏様と僕の馴れ初めを話し、家の復興に人生を掛けた話を聞いていたので今日は仏様のことを考えていたら急に太い蕎麦を打たなくてはだめだという気持ちになった話をした。
仏様の人生のように太い力強い蕎麦を打ちました。
汁は仏様の仕事現場に近い山で採ったなめこを使いこれもまた蕎麦に負けない味にしましたと。
予想外の反響。
ほとんどのお客さんが目頭を押さえ仏様の思い出を思い出しているようだった。
孫娘が息子を抱っこして爺ちゃんの太い蕎麦は旨くて感動しましたとわざわざ調理室が見えるとこまで来て挨拶をしていった。
たけさんの奥さんはみんなすごく美味しかったけど天ぷらの海老シンジョと百合根の和え物が美味かったと言って、茶碗蒸しも蓋を取ったらとても感動したといって帰られた。
茶碗蒸しは三つ葉が間に合わなかったのでほかの本のパクリだった。
赤と黄色のパプリカを小さく型をそろえて切り、絹さやも一緒に火を通し型をそろえて出来上がった茶碗蒸しの上に載せくず餡を張っただけだったけど女性は宝石箱みたいに感じたのかもしれない。
百合根の和え地は何かしまりが無いように感じていたから溶き山葵を忍ばせておいたのだった。
夜は予約でいっぱいになったのでフリーの人たちに悪いと思ったが貸切にした。
除雪隊の朝食も少ないので食べれるようにしてからマキ婆を迎えにいった。
歩けば10分なのだけどたまにはと思い出かけた。
道路の温度計は2度で今の時期考えられない気温だ。
昨日とって来た猫柳もつぼみの鞘がとれ生まれたての子猫の尻尾みたいにちょこんと枝にしがみついている。
その隣に広井さんに取ってきてもらった藪椿の花が濃い緑の葉に囲まれて咲いている。
今山菜の天ぷらを頼まれるとふきのとうとせり、そして真紅の椿の花が揚げられ天ぷらに紫の色を添えている。
それを岩塩と天汁で提供する。
今日はたけさんの親父さんの49日の法要で予約をもらってある。
店を始めて右も左もわからないとき部落の会合や何かに付け店を盛り立ててくれた人だった。
母方の遠い親戚で昔母が良く雑魚すきを一緒にやったと教えてくれた。
それでほかの人とは違う特別の支持をしてくれたのだとわかった。
酒の好きな人でお斎には手持ちぶたさだからお前何か喋ってて時間をつぶせと言いつけられてあった。
好きなカジカ酒でも出してお世話になったことを話そうと思う。
そして法事が始まり急いでカジカを焼いた。
雨の土曜日なのにフリーの人たちがかなり来た。
人でもあったので難なくやれた。
蕎麦を打ってカジカ酒を造り挨拶に出た。
たけさんがはじめに紹介をしてくれたけどほとんど自分でもしゃべろうと思ってたことが多かった。
それで当初考えていた話は取りやめて仏様と僕の馴れ初めを話し、家の復興に人生を掛けた話を聞いていたので今日は仏様のことを考えていたら急に太い蕎麦を打たなくてはだめだという気持ちになった話をした。
仏様の人生のように太い力強い蕎麦を打ちました。
汁は仏様の仕事現場に近い山で採ったなめこを使いこれもまた蕎麦に負けない味にしましたと。
予想外の反響。
ほとんどのお客さんが目頭を押さえ仏様の思い出を思い出しているようだった。
孫娘が息子を抱っこして爺ちゃんの太い蕎麦は旨くて感動しましたとわざわざ調理室が見えるとこまで来て挨拶をしていった。
たけさんの奥さんはみんなすごく美味しかったけど天ぷらの海老シンジョと百合根の和え物が美味かったと言って、茶碗蒸しも蓋を取ったらとても感動したといって帰られた。
茶碗蒸しは三つ葉が間に合わなかったのでほかの本のパクリだった。
赤と黄色のパプリカを小さく型をそろえて切り、絹さやも一緒に火を通し型をそろえて出来上がった茶碗蒸しの上に載せくず餡を張っただけだったけど女性は宝石箱みたいに感じたのかもしれない。
百合根の和え地は何かしまりが無いように感じていたから溶き山葵を忍ばせておいたのだった。
夜は予約でいっぱいになったのでフリーの人たちに悪いと思ったが貸切にした。