おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

寒海や佐渡に横たう魚野川 

2010-04-19 19:03:32 | Weblog


季節が進み、ほんわかと温かい。
小さな虫が羽化して飛び回ってる。
ツバメ達はこんなときいてくれたらいいのに,どこに行ってしまったのだろうか。
あおめる柳の向こうには権現堂が座ってる。
中腹の若ブナ林も春を感じて芽が赤紫に変わっただろうか。
随分昔に残雪の渓流でブナのがくが舞う中、岩魚釣に興じていた頃もあったと懐かしく思いだけが雲のように浮かんでる。
いまどきは裏の大沢川で釣り糸を垂れてハヤやたまにヤマメを釣ってたのに、川鵜が来てからは魚がいなくなってしまった。
ソウルから帰って一ヶ月、もう一年もたったような長い時間に感じ、随分俗に言うカルチャーショックの強さを今更思ってる。




朝から裏の川原は山菜探しの人達が歩き回ってる。
きっとスーパーにコゴミなどが売ってるから、ここにも出たと思って採りに来たのだろう。
大きな袋を提げてるが、暖かいそよ風に紙風船のように揺れている。
春は曙。
明日は少し早めに起きてみよう。



日曜日の夜は来客が少ない。
予約もなかったので海に出かけた。
ちょうど干潮ピークが零時だった。
この前試した秘密兵器の使い方の練習、分布場所の調査、いろんなことを考えたが明日の飲み会に使う為。
おおく取れれば磯谷さんのお土産にでもと考えた。
向かってる途中に友から電話が有った。
これから日本海にハマグリ採りというと相変わらずクレージーといった。
お返しに確か芭蕉の句で、荒海や 佐渡に横たう 天の川と言った様な句があったので魚野川と入れ替えて話した。
トンネルで途切れてそのまま。
かすんだ新月が山に沈み、霞が取れて星が瞬くまでハマグリを探ってた。
体が硬直し手足の感覚が無い。
燃料が少なくなるし眠いし、やっと帰ってきた。
当然昼寝をたっぷり。




広井さんにトウナをおねだり。
こちらより早くでき茹で立ては美味しい。




ウドの芽を採ってもらった。
すぐ氷水に取り冷蔵庫に入れた。
明日生と天ぷらに使う。
漫画の究極の山菜バージョン。

コメント (2)
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