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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 8月10日 その3 足音

2013-08-10 19:18:26 | B,日々の恐怖





    日々の恐怖 8月10日 その3 足音




 幽霊話じゃないのですが、怖い話はまだある。
私達が暮らしてた隣の部屋というのが、頻繁に住人が入れ替わる部屋で、ヤクザみたいなのやら、飼い犬を虐待する夫婦やら、ろくなのがいなかった。
その時は若い男が入居してました。
 ある深夜、母と私が起きていると、外から砂利を踏みしめる音が。
私達家族が暮らしたのは道路から一番奥の部屋だったのですが、各家につながる通路には砂利が敷いてあり、住人はその踏む音を聞くことで、どの家に人が来たか分かる感じでした。
 その夜の足音はどうやら隣に来たらしく、「あ、人が来たね」「こんな夜中にね」と二人で話してた。
ところがその後、ドアを開ける音も何もしない。
ただ人の気配だけする。
数分後、何をするでもなく足音はまた道路に向かって去っていく。
「何だったんだろうね」と話しながらも、そのまま寝てしまった。
 翌朝、外に出た姉と私はすぐ家に逃げ込んだ。
隣の玄関の前には、腹を裂かれた白猫の死体が・・・。
個人的には、幽霊云々よりこれが一番怖かったです。
















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しづめばこ 8月10日 P265

2013-08-10 19:18:04 | C,しづめばこ
しづめばこ 8月10日 P265 、大峰正楓の小説部屋で再開しました。


小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。
下記のリンクに入ってください。(FC2小説)

小説“しづめばこ”



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