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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 8月13日 看護婦さん

2014-08-13 18:23:27 | B,日々の恐怖


    日々の恐怖 8月13日 看護婦さん


 小学校1年の時に病気で入院しいて、夜中病棟で毎晩のように泣いていた。
泣き始めるとすぐに看護婦さんが来てくれて、寝付くまで一緒にいてくれた。
名前が○○さんと言って、若くて可愛い人で、子どもながらに自分はその人の事を好いていた。
 半年程入院生活が続いたけれど、毎晩のように僕は泣いてしまい、毎日泣き始めるとすぐに○○さんが駆けつけてくれていた。
 無事手術も終えて退院することになった日に、○○さんはいなかったんだけれど、母に、

「 ○○さんに、よろしくお伝えください。」

と婦長さんに伝えてもらった。


 自分が高校生になって、その病院の内科に行く機会があり、ついでと思い小児科病棟に寄ったら、当時の婦長さんはまだ現役だった。
 当時のことを話していて、○○さんのことを婦長さんに聞いてみた。
しかし、婦長さんが言うには、当時○○さんって言う看護婦さんはいないと言うことだった。
 はっきり名前も覚えていたし、漢字でも覚えているし、下の名前も覚えている。
僕が熱を出して泣きじゃくっていた日、部屋に現れて手をつないでくれていた日も鮮明に覚えている。
特徴等を婦長さんに伝えたんだけれど、やはりそんな人はいなかったと言われた。

いまや真相は闇の中です。












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