大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆分野を選択して、カテゴリーに入って下さい。

A,日々の出来事

☆( 1年間366日分の日々の出来事  )

B,日々の恐怖

☆( 日々の恐怖 )

C,奇妙小説

☆(  しづめばこ P574 )                          

日々の恐怖 1月3日 別荘地(2)

2017-01-03 18:09:15 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 1月3日 別荘地(2)




 その直後に、おかしいことにも気づいた。
ライトで駐車場を照らすが車が無い。
そして、雪の上には、車のタイヤ痕も足跡も無い。
 俺は、

“ 別荘地に多い、空き巣狙いの泥棒が入ったのか?”

とまず疑ったが、敷地内に足跡も無いので、それもおかしい。
 しかも、その灯りは赤っぽかった。
ずっと見ていても動きがないので、非常灯か何かが点いたのだと解釈して家に帰った。

 次の日も同じ時間帯に散歩に行った。
いつも通り一番奥の家まで行き、昨日気になっていた謎の光りがあった窓を見てみると何もない。
 俺は、

“ やはり非常灯がついていただけか・・・・。”

と結論付け帰路に着いた。
 しかし、別の家でまたあの光を目撃することになった。
それは奥から三番目の家で、最初の家からは100mは離れている。
 同じような赤い光が窓から見える。
昨日と違う点はその光が動いていたことだ。
 カーテンは閉まっているのでカーテン越しに赤い光が移動しているのが見える。
俺は何をしたらいいのか分からなくなった。

“ あれは泥棒か?
だとしたら、怖いが通報しないと・・・。
 警察は30分ほどで来るだろうけど・・・。
でも、あまり騒ぎを起こすと、土地の評判が落ちるので慎重にしないといけないし・・。”











童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。

-------大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ-------