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日々の出来事 10月17日 ハロウィンと侵入者

2018-10-17 07:00:00 | A,日々の出来事_





  日々の出来事 10月17日 ハロウィンと侵入者





 今日は、アメリカで日本人留学生が射殺された事件があった日です。(1992年10月17日)
1992年10月17日、アメリカのルイジアナ州バトンルージュに留学していた服部剛丈君が、友人と共にハロウィンで訪問予定の家を間違え、他の家を訪問しました。
 この家に住むロドニー・ピアースは、不審者が侵入したと思い拳銃を突き付け、“フリーズ”と警告しました。
でも、服部君は“フリーズ”を“プリーズ”と勘違いし接近したためピアースに射殺されてしまいました。
 刑事裁判でピアースは殺人罪で起訴されますが、バトンルージュの地方裁判所は、12名の陪審員が全員一致で無罪の評決を下しました。
これは、発砲現場である玄関先は屋内と同じで、犯罪から身を守るために銃を使用することは正当な権利と認められたからです。
 これに対して遺族が起こした民事裁判では、ピアースは当日酒に酔っており、妻の制止を振り切って家から飛び出し発砲したことから、正当防衛は認められず653000ドルの支払いをピアースに科す判決が出ています。
 留学するには、その地方の生活習慣と意思の伝達手段である言葉の事前の習熟が重要であることを日本中に警告した事件でした。










 ハロウィン

















☆今日の壺々話








     侵入者




 ある夜、殺し屋が夫婦の住んでいる家に忍び込みました。
彼は妻の首にナイフを突きつけ言いました。

「 殺される前に、名前を言え!」

妻は震えながら答えました。

「 エリザベートです。」

殺し屋は言いました。

「 そうか・・・。
 お前の名前は、俺のお袋と一緒だから、殺せないな。」

そこで今度は、夫の首にナイフを突きつけて言いました。

「 殺される前に、名前を言え!」

夫は答えました。

「 戸籍上はフィリップですが、普段はエリザベートと呼ばれています。」

















     嫁さんの話




アメリカの片田舎にホームステイしてた時の話です。

 アメリカはノーブラとノーパン率が高い。
私が滞在させてもらったお宅は10代の娘さんが4人おり、その全員がノーブラだった。
タンクトップ着てるのにノーブラだったりする。
私なんかより遙かに大きな二つの小山の頂にポチッとしたのが丸見え。
 ある時、4人+私で連れ立って出かけたときに雨に降られたんです。
そしたら濡れた衣服が体に貼り付いてもうポチッの色がわかるぐらいスケスケ。
さすがに「恥ずかしくないの?」って聞いたら「日本人はシャイだね。」って笑われました。

 この話を旦那にしたら「いーなぁ!アメリカ素敵だなぁ!俺も行きたい!」
と床をゴロゴロ転げ回った。
力一杯踏みつけることに躊躇いはありませんでした。
















1人暮らし1日目




 のんびりまったり風呂に浸かってたら、ドシャ!と何かが落下するような音が聞こえた。
ビビって、しばらくじっとしてたんだが、何も聞こえなくて、気のせいか、もしくは隣人が外で何かやらかしたのかなと思った。
 数分後、ガシャガシャーンと、再び何か固いものが落ち、ぶちまけられたような爆音。
明らかにうちの部屋内から。
 本気で誰か入ってきたんだと思った。
鍵を閉めてなかったのか自分。
心臓縮みあがって、素っ裸にタオル巻いたまんま、洗面器持って出た。
丸腰だし、侵入者がいたら確実に殺されると思った。
 しかし、1Kの部屋のどこを見ても異常ない。
おかしいと思い、青ざめて1人でドキドキしながらふと台所を見たら、吸盤の横長フックが外れていて、シンク台の上にお玉とフライ返し、ざるが散らばっていた。

畜生!!!フックの欠陥品め!!!!!
寿命が50年は縮んだぞ!


「 そこで中指を立てながら言う訳ですよ、“フック・ユー!”。」


「 HAHAHAHAHA!」
















侵入猫




 1日留守をしていたら、シマシマの無断侵入猫が居た。
どうやら板の間で涼んでいた様子。
 こちらの帰宅に気付いて逃亡を図り、侵入口とおぼしき小窓の下の洗面台へジャンプ!
失敗。
 1mもない洗面台なのだが、慌てているせいか何度も足を滑らせ落下。
何度めかの落下時、しりもちをついてしまい立てなくなった様子。
 しばらくじっとしていたが、ゆっくりこちらを見て、

「 うなんな。」

何だ、うなんなって。
レントゲン撮ったけど何ともないじゃないか。
5000円かかったぞ。
痛かっただけかよ。
 その痛かった板の間で、なんで今も涼んでるんだよ。
何か言えよ。

「 うなんな。」

だから、うなんなって何なんだよ。















コンビニ侵入




 数年前、ランチを買いに大雨の中コンビニに行った。
自動ドアが開き、店内に入ろうとしたら足が滑り、カーリングの石を投げる人のような格好で入店。
 大慌てで立ち上がろうとするも、靴が滑ってうまく起きられない。
ぐっと力を込めた瞬間、バキャッという音とともに180度大開脚。
あまりの痛さに「アァォ!」と大声一発。
 パニック状態で上体をひねったら、その格好のままクルーっとターン。
床にひれ伏すようにして足を戻し、ガニマタになりながら退店。
自動ドアが閉まる音と同時に、店内にいた十数人の爆笑が聞こえた。
恥ずかしかったです。
















侵入物



小学校の時に歯医者に行った
普段口の中に入れられたことがない器具が口の中に侵入してきた。

「これは何か新型の器具なんだな?」

と思いながら、形状を確認するために舌でベロベロ舐めまわした。

先生が一言、

「 それは私の指です。」



















小学校の頃、帰宅途中の堤防でポツンと羊が一匹つながれていた。
何故こんな所に?
そんな疑問がわいたが、すぐに別の好奇心が頭をよぎった。

羊は本当に紙を食うのだろうか?

そう考えるといてもたってもいられず、
ダッシュで家に帰り、自由帳を数枚破ると、
それを持ってさっきの羊の所へ戻った。

食べるかな?
ドキドキしながら自由帳を1枚、羊の口元へ差し出した。
すると、なんと美味しそうにその紙を食べるではないか。
メリーさんの羊は本当だったんだ!

続けて2枚たべさせ、3枚目に突入した時、
風で紙を地面に落としてしまった。
すぐにその紙を拾おうとかがんだ瞬間、頭に激痛が走った。

何が起こったのかわからなかった。
すごい力で髪の毛が引っ張られてる?
まだ状況を把握できていない。

羊の鼻息が頭にかかった。
え?俺の髪、もしかして羊に食われてる?

俺が落ちた紙を拾おうとかがんだ時、
丁度、羊の目の前に俺の頭が差し出されたわけだ。

そりゃ食われるわな。

涙目になりながら痛みをこらえる。
すごい力だ。頭上でもしゃもしゃいってる。
いくら引っ張ってもとれない。
っていうか、引っ張ると余計に痛い。

ふと、髪を引っ張る力がゆるんだ。
食べるのを諦めたのだろう。
とっさに逃げることが出来たが、
目の前の羊は、くえねーぞコラとでも言いたげな、
怪訝な表情で俺の頭を見つめ、めぇ~と一声鳴いた。


いやはや、羊に紙を食わせていたら、
自分の髪を食われるとは、

羊に食われる草の気分がわかったよ。















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10月16日(火)のつぶやき

2018-10-17 02:52:59 | _HOMEページ_



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