日々の出来事 10月18日 エジソンと電話
今日は、エジソンが亡くなった日です。(1931年10月18日)
トーマス・アルヴァ・エジソンは、“発明王”もしくは“メンロパークの魔術師”と呼ばれたアメリカの発明家です。
エジソンが、アメリカで広く知られるようになった切っ掛けは、1877年の蓄音機の実用化です。
その後、ニュージャージー州のメンローパークに研究室を設立し、電話、レコードプレーヤー、電気鉄道、鉱石分離符、白熱電球等を矢継ぎ早に商品化、次にウェストオレンジ研究室に移ってからは動画撮影機キネトグラフを発明しました。
もっとも、エジソンの発明は、オリジナルか他の人の発明の改良型なのかの区別が明確ではありません。
エジソンが重きを置いたのは、同時期に発表された発明でも性能の良し悪しです。
それは、電話機でグレアム・ベルと激しく争い、無線機ではグリエルモ・マルコーニに発明を譲っていることからも分かります。
また、エジソンは日本とも縁が深く白熱電球の改良に使用した竹は京都府八幡市の竹であり、研究所の助手には岡部芳郎が働き、愛読者は新渡戸稲造の“武士道”です。
晩年のエジソンは、オカルト研究に没頭し、死者と交信する電信装置(Spirit Phone)を研究していました。
これは、エジソンの考えでは、“人間の魂はエネルギーで出来ており、記憶はこのエネルギーの蓄積で、死後もそれは存在しうるもの”なので交信できると考えていたからです。
エジソンは、1931年10月18日、84歳で亡くなりました。
この時、アメリカではエジソンの功績を讃え、1分間の間、電灯が消灯されました。
エジソンの言葉に“天才は1%のひらめきと99%の努力”と言う有名なものがあります。
もともとエジソンが言ったのは、“1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄である”です。
つまり、エジソンは、ひらめきに非常に重点を置いていました。
だから、この言葉の意味は、“ひらめきのもとに、ひらめきを実現化するために、何回失敗しても挫折せず、成功に向けて努力する”と言う意味です。
エジソンは晩年、“私を取材した若い記者は私の言葉を聞いて、落胆したのか大衆受けを狙ったのか、努力の美徳を強調するニュアンスに勝手に書き換えて発表してしまった”と述べています。
エジソン
☆今日の壺々話
Spirit Phone
「 あらっ、電話が鳴っている!」
“ ガチャ。”
「 HELLO!」
「 えっ、その声はエジソンさん?」
「 そうだよ、エジソンだよ!」
「 もう、かなり前に亡くなられた筈じゃ・・・・?」
「 いや、天国からSpirit Phoneしてるんだ。」
「 へぇ~、そこはどんなところですか?」
「 酒は美味いし、ねぇ~ちゃんは綺麗!」
「 “帰って来た酔っ払い”みたいですね。」
「 俺は死んじまったダァ~♪
俺は死んじまったダァ~♪
天国に行ったダァ~♪
ハハハハハハハ!」
「 なかなか、歌が上手いですね。」
「 そうか、そうか。」
「 住み心地は、良いですか?」
「 うん、ここは、好い所だよ。」
「 そうなんですか。」
「 と、言う訳で近々会いに行くからね。」
「 えっ、こちらに来るのですか。」
「 ああ、今、アルバイトで死神やってるんだ。
じゃ~な。」
“ ガチャ。”
「 ..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ひょえ~~!!!」
電話
ある日、男が家に電話をかけると、彼の妻ではなく、知らない女が電話を取りました。
不審に思った男は彼女に尋ねました。
「 誰だね君は?」
「 私はこの家で働いているメイドです。」
「 うちではメイドは雇ってはいないはずだが・・・・。」
「 ええ、でも私は今日奥様に雇われたばかりなので、ご主人にはお会いし
ていません。」
夫はまたかと思い、苛立ちを隠さず言いました。
「 妻に替わってもらえるかね?」
「 奥様は今寝室で休んでおいでです。
一緒にいる男性がご主人だと私は思っていたのですが・・・・。」
それを聞いた男は何かを考え込むように黙り、そして思い切ったように言いました。
「 君は5万ドルほど稼いでみる気はないかね?」
「 どうすればいいんですか?」
男は静かに言いました。
「 電話台の下の引き出しに拳銃が入っている、弾は既にこめられている。
君がやるのは二階へ行って二人を撃ち殺すことだ。
できるかね?」
「 分かりました。
やりましょう。」
受話器が置かれる音がしました。
そして階段を上っていく足音が聞こえました。
そのあと2発の銃声が聞こえました。
そしてまた階段を降りる足音がしました。
メイドが電話に戻りました。
「 もしもし・・・・。」
男はほくそえんで訊きました。
「 やってくれたかね。」
「 ええ、死体はどう処分しましょう?」
「 そうだな、プールにでも放り投げておいてくれ。」
「 プール?
家にはプールはありませんが・・・・。」
「 ・・・・・・・・・。」
二人の間で長い沈黙が続きました。
そして最後に男は訊きました。
「 ええと、お宅の電話番号は・・・・・?」
ドイツからの電話
ある日、相撲協会にドイツの相撲同好会から電話がきた。
「 土俵を作りたい。 」
「 はーそうですか。では、寸法とかそういうお問い合わせですか? 」
「 nicht、違うのだ。俵の製造法を教えて欲しい。代用ではなく、完全なものを使いたいから。
und、土俵に使う土の成分を教えて欲しい。なるべく近いものを作り出したい。善処したいと思う。」
「 いやはいわかりました。早速資料を……。 」
「 もうひとつお願いがある。行司や呼び出しを派遣していただきたい。 」
「 は? 」
「 土俵を開設するときは、行司と呼び出しが神事を執り行わねばならないはずだ。 」
「 ……はあ。 」
「 それを行ってもらいたい。昆布や酒などは手配済みである。 」
「 いや、別にやらなくても……。」
「 神の宿る、”完全なる土俵”を作りたいのです。お願いです。費用は当方が。 」
かくして、実際に相撲協会から行司が一人、ドイツへ派遣されたことがある。
書店からの留守番電話
書店でバイト始めた頃、注文の本が入荷したのでお客様に電話で連絡するという大役を仰せつかった。
そしたら留守電。
メッセージが流れてる間、切ろうかどうしようか迷ってたら「ピー」の音が。
心臓バクバクしながらしどろもどろで言った。
「ご注文の本が、いえ書籍が入荷しましたので。すぐに取りにいらっしゃられ・・・来れちょれ?ちょ・・(ピー)」
リアルでそういうメッセージ入ってたことあるぞ。
「○○(店名)でございます。ご注文の○○○が入荷いたしましたので、えー、入荷いたしましたので・・・取りに・・・取りにいらっしゃい!」
ちょっと興奮した。
知らない電話番号
知らない番号から電話が来て、
おばさんの声で「鈴木さん(仮名)?」って聞かれた。
でも自分は田中(仮名)。
「いいえ違います。」って答えたら「じゃあ誰?」って言われて、
びっくりしたし少しイラッときたから、
「誰って言いませんよ、しかもいきなり失礼じゃないです。」
って言ったら電話切れた。
なんだろうと思ってたら、
数日後にまた知らない番号(多分↑の時と同じ番号)から電話。
出てみたらまた同じおばさんが「鈴木さん?」って聞いてくるから、
「違いますよ。」って言って切ってその番号拒否した。
そして一週間くらい経ってから今度は別の知らない番号から電話。
最近変なの多いなと思いながらとりあえず無言で出たらあいつ。
「鈴木さん?鈴木さんでしょ?」って、謎に嬉しそうに言ってきた。
もう気持ち悪いし無言で切る。
そしたら今度はすぐにかかってきた。
驚いたけどいい加減腹が立ったので、
注意しようと思って出た。
「あっ鈴木さん?鈴木さんだね?」
また謎に嬉しそうな声。
「ちゃんと見てかけて下さい。違いますって。何回もしつこいですよ。」
って怒りながら言ったら、
そのおばさんが男みたいな低い声で、
「うん、だって田中だもんね。」
って言ってきて電話切れた。
すごく怖くて、その後しばらく電話来るたびにビクッてした。
卒業アルバム
5年程前に中学の卒業アルバム見て昔の同級生に電話したんだよ。
そしたら、そいつ死んでてびっくりこいた。
んで、よく連絡とるヤツに聞いてみたら、死んでるやつが結構いっぱいいんの。
ちなみに俺の出席番号は12。
んで、何と1~10のヤツらが、全員死んでるの。
やべーなと思い、冗談半分で出席番号11のヤツに電話してやったの。
「おい今度お前死ぬかもよw」って。
そしたら番号11が「大丈夫だよ。殺してるの俺だもん。」って。
まじ、ビビったね。
俺の文才の無さに。
最後の行を、
そしたら番号11が「大丈夫だよ。自分の番号は飛ばすことにしてるんだ。」ってにしたら、ちょっとは怖い話になるんじゃないか?
「当然だよな、だって俺100歳だもん。」、だと思った
3年ほど前の電話
3年ほど前の話。
俺「 はい、もしもし。」
相手「 俺は20年後のお前だ!」
俺「 (゚Д゚)ハァ?」
相手
「 信じられないのも無理はあるまい。
だが、これは事実だ!
いいか、今から俺が言う事をよく聞け。
お前は明日コンビニで“おかかのおにぎり”を買う。
だが、この行動がさまざまな影響を及ぼし、20年後の今、俺は世界中の諜報組織に追われる身になってしまっている!!」
俺「 へ?」
相手
「 いいな、明日は“おかかのおにぎり”を買ってはいけない!
どうせ買うなら鮭にしろ、鮭に!
はっ!
あれはCIAのエージェント!
ここまで追いついてくるとは!
鮭だ、鮭を買えよ!」
(ガチャン、ツーツーツー)
「 で、その翌日は、何のおにぎりを買ったんだ?」
「 とろろソバを。」
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