大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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なんじゃもんじゃ物語226

2007-11-06 19:13:44 | _2-19 港への道
 お頭ブラックの急かせる声が聞こえます。

「 こらァ~~!!
 早く、来んか~~!!
 何を、やってるんだ、もう!」

エッチソンが、言いました。

「 お頭が、怒ってまっせ!
 行きまひょか。」
「 うん。」

子分たちは、らめちゃんを残して、リヤカーを離れ、歩き始めました。
子分たちがゾロゾロ歩いている最中も、お頭ブラックの声が聞こえます。

「 心配しなくっても、大丈夫だ!
 映像だ、映像!
 こいつは、単なる映像だ!」

エッチソンが、歩きながら言いました。

「 なんや、あの人影は映像でっか・・・。
 でも、何処から映しているのかな?」

たまちゃんが、言いました。

「 お化けでなくて良かった・・・。」

子分たちは、たまちゃんを見ながら言いました。

「 散々、人を怖がらせておいて、よく言うよ。」
「 でも、怖いものは、怖いし・・・。」




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