大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

なんじゃもんじゃ物語232

2007-12-01 16:16:51 | _2-19 港への道
 音は、なんじゃ殿様から出ています。
なんじゃ殿様が、キョロキョロして言いました。

「 あれっ、何か鳴ってるな?
 何処だ、何処だ?」

なんじゃ殿様は、体のあちこちを探します。

「 あった、あった、これだ。
 この音声ボタンが光ってる。」

なんじゃ殿様は、電気炊飯器にある音声ボタンを押しました。
突然、H1号が喋り出しました。

「 ソイツハ、シミコ ダァ~~~!!」

なんじゃ殿様が、迷惑そうに言いました。

「 ちょっと、耳の横で大声で叫ぶの止めてよ~。」
「 デモ、シミコ、シミコ、アレ、アレ!
 アレハ、シミコ ナンダァ~!」
「 もう、うるさいなァ~。」

お頭ブラックが、H1号に聞きました。

「 おい、H1号、どうしたのだ?」



☆HOMEページに戻る。
  HOMEページ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なんじゃもんじゃ物語231 | トップ | Photo Lounge51 写真家 »
最新の画像もっと見る

_2-19 港への道」カテゴリの最新記事