大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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なんじゃもんじゃ物語231

2007-11-27 19:05:22 | _2-19 港への道
 お頭ブラックと子分たちが喋っている間に、なんじゃ殿様はモ二ターカメラを体に付け、H1号の本体である電気炊飯器を両手で持って戻って来ました。
そして、なんじゃ殿様は、子分たちでできた人垣の後ろから首を伸ばして、シミコ婆さんの様子を覗き込んでいました。
 ホログラムのシミコ婆さんが海賊たちを見回して言いました。

「 何か、胡散臭い気がするのう・・・。」

ベンケーがそれに対して答えます。

「 胡散臭いのは、お主の方であろうが!」

それに反応して、シミコ婆さんが大声をあげました。

「 何をぬかすか、このシミコに向かって!」

そのとき、何かの警告音が響きました。

“ ぴ~、ぴ~、ぴ~、ぴ~!!”

お頭ブラックが言いました。

「 何か、音がしてるぞ?」

海賊たちは、音のする方を見ました。




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