大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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なんじゃもんじゃ物語224

2007-10-30 17:40:44 | _2-19 港への道
 ここまで たまちゃんが話した時、お頭ブラックの声が聞こえてきました。

「 お~い、お前たち!
 ちょっと、こっちに来~い!」

リヤカーに残った子分たちが、口々に言いました。

「 もう~、折角、今、いい所なのにィ~!」
「 ホンマでんな、もう、お頭、タイミングが悪い・・・。」
「 ソノ女ノ子ハ、誰ダ?」
「 看護婦は、どうなったんや、らめちゃん気になるぅ~!」
「 エレベーターは、何処まで降りるんでっか。
 1階でっか、地下でっか、それとも途中で・・・。」
「 この辺りの話、知らないあるよ?
 何か、前に聞いた話と違っているような気もするし・・・。
 もうちょっと、話を聞きたいあるね。」

そこに、もう一度、お頭ブラックの声が響きました。

「 こら~っ、何をしている!
 早くこんかァ~~!!」

その声を聞いたエッチソンがみんなに言いました。

「 あ~、お頭が、また、呼んでまっせ!
 もう仕方がないなァ~。
 たまちゃん、たまちゃん、ちょっと話をストップして、あっちへ行きまひょか。
 時間も気になるし・・・。」



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