大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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なんじゃもんじゃ物語225

2007-11-02 18:06:05 | _2-19 港への道
 たまちゃんが答えて言いました。

「 じゃ、今日はここまで!
 確かに時間は、気になっていたんだ。
 早く、船に戻らなきゃね。
 あの変なヤツも気になるし・・・。
 ま、続きは、またするからね。」
「 仕方が無いなァ・・・。」
「 また、するからさ!」
「 うん、必ずね!」
「 じゃ、みんなで行くあるね。」

子分たちが行こうとすると、リヤカーの床から声がしました。

「 ちょ、ちょっと、待ってぇなァ。
 ワイも連れて行ってぇな!」
「 あ、らめちゃん・・・・・。
 らめちゃんは、ここで待機の方が・・・。」
「 そうでんな。
 担いで行くには、図体がデカイし・・・。
 危険があったら、ヨロヨロして逃げ切れまへんで・・・。
 まあ、ここでブタの見張りをしていてくれはりまっか。」
「 う~ん、面白くないなァ~。
 でも、まあ、そう言われると、仕方無いかなァ・・・。」
「 じゃ、ブタの首に紐を付けて、リヤカーの荷台の枠に括っておくあるよ。
 逃げないように、しっかり見張ってるあるよ。」
「 ああ、分かった。
 逃げそうになったら、大声で知らせるよ。
 逃げても、ワイは追い駆けられへんしな。
 じゃ、そこのブタ、こっちに来い!」

“ ブヒッツ!”

「 イデデデデデ!
 こらっ、ヒレを踏むな、ヒレを!」

チンギスチンがブタの紐をリヤカーの荷台の枠に括り付けました。

「 じゃ、見張り、よろしく!」
「 早めに、帰って来てな!!」
「 分かったよ!」




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