新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

カバルカータ・サルダの祭りでは子供たちも主役の一人ーーサッサリ

2017-09-23 | サッサリ・サルディーニャ

このカバルカータ・サルダのパレードには、性別や年齢など全く不問であらゆる人たちが参加することも特徴的だ。 従って子供たちの姿も目立つ。そんな子供たちに焦点を当ててみた。

 まだ1歳未満と思われる赤ん坊も行列の中に見かけられた。

 こちらも、まだよちよち歩きの赤ちゃん。

 白いレースの髪飾りをすれば、もう立派なレディ!

 この子は少し緊張気味かな。

 この兄妹はもう立派に馬を乗りこなしている。妹の方は早速観客にアピール。

 お茶目な少女たち。

 この家族は近所同士なのかな?

 白い衣装が目に染みる3人組。

 子供よりお母さんの方に注目してしまいそう。

 怪物の格好だけど、よく見るとかわいい子供たちだ。

 どこかロシア風な衣装のお嬢さん。

 和気あいあい、余裕たっぷりに車に乗る少女たち。


 
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祭の華 女性たちの晴れ姿を追ったーーサッサリ

2017-09-19 | サッサリ・サルディーニャ

 やっぱりフェスタの主役は女性たち。その表情をクローズアップしてみた。

「情熱的」という言葉がピッタリするこの強烈な眼差しが素晴らしい。

 こちらの女性は、落ち着いた笑顔がチャーミング。

 南国らしいパワフルな表情だ。

 きりりと立つ姿に意志の強さがそのまま表れているよう。

 うつむき加減の少女。何を想うのか。

 それとは対照的に陽気なお嬢さん。

 南国サルディーニャでも、抜けるような色白の女性はいるんだなあ。

 清楚でつつまし気なお嬢さん。

 こちらは陽気な笑顔がこぼれる。

 こんなヴェールを被っていると、まるで修道女かなと間違えてしまいそう。

 一方,白いヴェールに大きなネックレスの女性はアクティブな印象。

 りりしく、刺すような視線がまぶしい。

 馬上の、少女のような表情を見せるプリンセス。

 この女性は、豪華な色とりどりの衣装にも負けない華やかな顔立ちだ。

 彫りの深い、日本人にはいない美形。

 伏し目がち、まだ汚れを知らない少女、、。

 本当にバラエティに富んだ女性たちのパレードを堪能した。



 
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伝統の祭り「カバルカータ・サルダ」が始まったーーサッサリ

2017-09-16 | サッサリ・サルディーニャ

 祭り当日。晴れている!去年は雨だったそうだが、これなら今年は絶好の祭り日和になりそうだ。

 サッサリの華やかな祭り「カバルカータ・サルダ」。今回の旅の目的の1つはこの祭りを生で見ることだった。
 
 この祭りは、1899年、当時サルディーニャを治めていたウンベルト1世とマルゲリータ王女がサッサリを訪れた時、これを歓迎しようと地域の人びとが、色とりどりの伝統衣装に身を包んで出迎えた。その風景が原点となって始まったといわれる。

 今は3000人以上の人びとがサルディーニャ各地の特色ある伝統衣装に着飾り、また何百頭もの馬がそのパレードに参加して華やかに町を練り歩く。
 数えて今年で68回目となる。毎年5月の最後から2回目の日曜日が開催日になっている。

 早速朝食をそそくさと済ませて、前日決めていた見物場所に向かった。到着すると、ちょうど予定していた場所に地元のおばあさんが椅子を持参して座っていた。

 「Buongioruno!」 あいさつして隣に立つと、おばあさん、さっそく質問攻めが始まった。「どこから来たの?」「祭りをどうして知ったか?」「いつサッサリに来たか?」などなど。
 このおばあさん、毎年この場所で祭りを見ているということで、こちらもどのグループの衣装が素晴らしいか、パレードは何時間くらいかかるか、などの情報を仕入れることが出来た。

 そんな楽しい時間を過ごしているうちに午前9時を過ぎ、いよいよ祭りがスタートした。

 先頭の音楽隊と騎馬隊は警察が担当しているようだ。そして、サルディーニャ島の4つの地方、72の市町村による華やかな衣装の行進が始まった。

 この祭りをジャンル別に詳しく見てゆこう。まずは団体の行進風景から。

 パレードは市町村ごとに分かれて進行する。それぞれが地元の民族衣装に身を包む。

 ここはまるでアラブのお姫様風なスタイルが特徴的。

 赤を基調に効果的に青があしらわれた素晴らしい衣装。

 対してこちらはコザック風。サルディーニャには紀元前にアジア・アルタイ高原の遊牧民族が移住してきたという説もあるという。

 パレードはゆっくりと進む。その合間に衣装を整えなおす風景も見られた。

 マーチングバンドが一緒に行進する町もあり、とても賑やか。

 地元サッサリのパレードが登場すると、一際大きな拍手が起きた。

 まるで花嫁衣裳のような華やかな服装だ。

 原色を使ったトロピカルなユニフォーム。このグループにも大きな歓声が上がった。

 紫色のシックな装いが美しい。

 年齢、性別不問。地域住民がこぞって行列に参加しているみたいだ。

 心から祭りを楽しんでいるみたいな陽気なカップルを見つけた。

 緑のヴェールはこの町だけの特徴的な色だった。

 このように各地域の住民が総出で祭りに参加する、全員で楽しみを享受する、バラエティ豊かなイベントだということが、直に伝わってきた。





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超美人!の”子連れ結婚式”に遭遇したーーサッサリ

2017-09-12 | サッサリ・サルディーニャ

 実は私がドゥオモに入った時は気付かなかったのだけれど、

 主祭壇の方に近づいてゆくとそこで結婚式が行われていた。

 新郎新婦が宣誓を読み上げている最中だ。その間、後方の座席で式の進行を見守った。

 横を見ると、側廊には大きなろうそくが立っている。人間の背丈よりも大きなこのろうそくは、毎年夏に行われるろうそく祭の主役になるもの。

 赤だけではなく、白いろうそくも。

 そのてっぺんには冠が載せられていた。

 ようやく式が終わった。新郎新婦の周りに、列席者たちが祝福の言葉を掛けに集まって来た。


 あれれ、2人がお互いに子供を抱いている。再婚なのかな?

 主役をアップします。新婦さん、とても美人!

 まるで女優さんみたいだ。

 私の席まで歩いてきたので「おめでとうございます」と声をかけると、こちらを見てにっこりとほほ笑んでくれた。

 2人が式場を出て行きます。

 子供も一緒に。

 ドゥオモの外には高級車が待機中。2人はこの車で新婚旅行に出発するんだろうか。

   お幸せに!!!!!!!

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まるでレース編みのように繊細なドゥオモファザードの装飾にみとれる--サッサリ

2017-09-09 | サッサリ・サルディーニャ

サッサリのドゥオモはホテルの近く。一旦ホテルに戻ってからドゥオモに向かった。
 狭い細道を通ってゆく。

 道の上に両側の家を結ぶ橋のようなものが渡してある。

 途中の駐車場の広場に聖母子像の塔が立っていた。

 ドゥオモの鐘楼が見えてきた。

 ぐるりと回って正面に。このドゥオモの正式名称はサン・ニコラ大聖堂。
 12世紀に建設が開始されたが13世紀に鐘楼が、15世紀にファザード改修が行われるなどして、ロマネスクやゴシック、バロックなど色々な建築様式は混在した建物になっている。
 正面のファザードはスペインバロック。非常に細やかな装飾が複雑に組み合わされている。

 鐘楼はロマネスク様式だ。堂々とそびえている。

 正面最上部の装飾は、中心に守護聖人の聖ニコラを配し、周囲に細かい浮彫を巡らせてる。

 その下の部分も、まるでレース編みのように丁寧に細工がされている。この設計者はミラノの建築家バルダッサッレ・ロメーロ。

 中に入ると、まずステンドグラスが目についた。

 主祭壇は、中央に聖母の絵があり、高い祭壇が造られている。

 天井にはキリスト磔刑の絵。明快な構図で、テーマとは逆に涼やかさを覚えるような感覚だった。

 別の礼拝堂の天井にもフレスコ画がある。

 これは聖人たちが並ぶ祭壇。保存が良いのか、新しいもののようにも見えた。

 そんな風にドゥオモの中を見ているうちに、何か特別な催し物が始まった。その、とても素敵なサプライズは、次回のお楽しみ!
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