「ほにや」(高知県高知市)
どんなに 心細くても
人に聴いては いけないわ
偽りの常識に 惑わされてしまうから
人は
私とあなたのこと
どんなふうな 二人なのか
いきさつも成り行きも 知る由もないもの
私でなく
あなたでなく
誰が 二人を知っているというの
今までの すべてのときめきを
人の言うことを 信じてはいけないわ
私たちだけを 信じましょう
(銀色 夏生)
「国士無双」(高知・東京)
「ほにや」(高知県高知市)
どんなに 心細くても
人に聴いては いけないわ
偽りの常識に 惑わされてしまうから
人は
私とあなたのこと
どんなふうな 二人なのか
いきさつも成り行きも 知る由もないもの
私でなく
あなたでなく
誰が 二人を知っているというの
今までの すべてのときめきを
人の言うことを 信じてはいけないわ
私たちだけを 信じましょう
(銀色 夏生)
「国士無双」(高知・東京)
「CHIよREN北天魁」(千葉県千葉市)
この気持ちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが 大地から足の裏を伝わって
僕の腹へ胸へそうしてのどへ 声にならない叫びとなってこみ上げる
この気持ちはなんだろう
枝の先の膨らんだ新芽が 心をつつく
喜びだ しかし 悲しみでもある
いらだちだ しかも安らぎがある
あこがれだ そして怒りが隠れている
心のダムにせき止められ 淀み渦巻きせめぎあい
今あふれようとする この気持ちはなんだろう
あの空あの青に 手を浸したい
まだ会ったことのないすべての人と 会ってみたい話してみたい
明日と明後日が 一度に来るといい
僕はもどかしい 地平線のかなたへと歩き続けたい
そのくせこの草の上で じっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせ 一人黙っていたい
この気持ちは なんだろう
(谷川 俊太郎)
「ちるらむ」(東京都)
「法政大学 鳳遙恋」(東京都)
「おどりんちゅ」(東京都)
愛してくれた人全員を 大好きになれていたころ
私の心の奥にまで 日差しは届いていたけれど
でも もう届かなくてもいい
そこに色褪せやすい 押し花を飾って
私は夜に そこで眠るから
誰にも愛されなくても 君を愛し続けるだろう
私の 唯一の日差し
君が 一番幸福な時に
贈る花束になるためだけに 君が好きだ
(最果 タヒ)
「北里大学 北里三陸湧昇龍」(神奈川県相模原市)
「SA:GA~彩雅」(東京都千代田区)
遠いとことろへ 旅に出て
夏の終わりに 立ち向かう
目の前に
いっぱいに広がる 空と雲
岸の上に立つ 私
今年も 季節は過ぎて行く
過ぎて行くものを 思う時
切ないような 希望の甘さ
そしてまだ
何かになれるような 気がしていて
近い未来は 相変わらずでも
遠い未来は 素晴らしいはずと
海風を胸に 吸い込んでゆく
(銀色 夏生)
「早稲田大学よさこいチーム東京花火」(東京都)
きみは優しい子だと 言われた回数だけ
心は柔らかくなり
傷つきやすいまま 大人になった
悲しみを知っている分だけ 優しくなれる
なんて間違いで 悲しみがある分だけ
昔の私が 優しかった証明だった
今はすっかり変わりましたと
すべての傷口が 泣いている
冷たい私 君を抱きしめたい
泣くきみにだけ 優しい私
(最果 タヒ)
「千葉工大よさこいソーラン風神部」(千葉県習志野市)
「霞童」(埼玉県朝霞市)