サンマルコ広場の中でも、周りに気を取られて、注意せずに通り過ぎてしまう場所がある。鐘楼入り口のゲートだ。
鉄製のゲート装飾だが、よく見るとかなり細かく細工されており、一種の芸術品。
扉の右側部分を見てみよう。前を見つめる兵士のような人と、
その後ろには子供がいて、
さらにその後ろに、聖書を持った獅子が続いている。これは聖マルコを象徴する獅子像だ。
一方、左の扉にも同様な彫刻装飾がなされている。
また扉の下側を見ると、右側にはこんな女性像が。
左側扉下にも同様にな彫刻があった。この二人はお互いに逆の方向を向いている。
次に鐘楼入り口の上部壁面を見てみよう。いくつかのレリーフが施されている。
天使と、後ろにはここにもライオンが。
ここにも天使。なんかふっくらして柔らかそう。
この兵士は凛々しい。それより、持っている盾の顔が恐ろしい。
このように、ふと見過ごしてしまうようなところにも結構面白い素材があちこちにあるのが、サンマルコ広場のすごいところだ。
かつてはこの広場にライオンが何頭いるかを調査したことがあった。その模様はこちらからご覧ください。
http://jun-gloriosa.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-b86c.html