新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

ケルン大聖堂⑨ 夜明け前、大聖堂のシルエットは立ちふさがる巨大な城塞に見えた。

2019-07-06 | ドイツ・ケルン

 未明に目覚めてしまったので、大聖堂がライトアップされているかもしれない、と思い立ち大聖堂まで出かけてみた。

 降りしきる雨の中、暗い夜空状態だったが、霧が流れると一瞬空が青くなり、大聖堂の全容が現れる。

 南口に回ってみると、こちらはフライングバットレスの迫力ある姿を見ることが出来る。

さすがに高い!

 聖堂裏側に回った。正面のすっきりとした形とは違って、威圧感たっぷり。

 そそり立つ尖塔群の様は巨大な城塞そのものに見える。

 まるで、切り立った断崖のようにも。

 少し経つと夜明けが近づいてきた。空に明るさが加わる。

 南側広場は雨に濡れた地面が家々の照明を反射して幻想的な表情を見せている。

 閉店中の店のウインドウ。マネキンの姿が石畳の路面に映りこんでいる。

 隣りにあるフィルハーモニーの波型屋根のシルエットが浮き出ている。

 少し離れて全体を俯瞰してみる。2つの尖塔がはっきりと空中に突き刺さっている。

 もう少し離れた場所ではウイルヘルム1世の騎馬像が大聖堂をじっと見つめていた。

 

コメント (3)
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